東京五輪公式映画監督の河瀬直美氏が延期舞台裏の撮影に意欲「一寸先はわからない、これ人生なんですよ」

引用元:中日スポーツ
東京五輪公式映画監督の河瀬直美氏が延期舞台裏の撮影に意欲「一寸先はわからない、これ人生なんですよ」

 東京オリンピック公式映画監督の河瀬直美氏(50)が25日、日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演、東京オリンピックの延期開催が決まったことについて思いを語った。

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 まず「最前線で身内のように渦中にいながら見てきていて、撮影もしてきているので、映画で言うと昨日の発表って、序盤なんだなというような印象をうけたんですね」と率直な感想を吐露。そして、新型コロナウイルスの影響を受けてさまざまな意見が飛び交う状況に「数週間前からアップダウンが激しくて、それすべて記録している」と明かした。本番の競技だけでなく、こうした一連の動きが映画に反映されるどうかに関して「もちろん」と即答した。

 本来なら26日に始まる聖火リレーのスタートも撮影するはずだったが中止に。「この出来事っていうのは、ホントに皆さんにとってつらい人もいると思うし、次の一歩をどこに進めるかっていうことを私は確実に目撃したいと思う」と述べたうで「公式映画としてIOC、ローザンヌに未来永劫残るのもになるので、責任重大ですけど、見つめ続けるっていうことだと…」と意を強くしたという。

 最後に「一寸先は分からない、これ人生なんですよ。ドキュメントなんです。だからどういう指針を持っているのか、ぶれない何かが必要なんですよね」と結んだ。