元吉本新喜劇の高石太さん死去 「熱う~!熱う~!」と叫ぶギャグで人気を博す

 吉本新喜劇などで活躍した喜劇俳優、高石太(たかいし・ふとし、本名・鈴木雄偉=すずき・ゆうい)さんが1月31日、虚血性心疾患のため札幌市内の療養施設で死去したことが1日、分かった。71歳だった。葬儀・告別式は親族らで後日、営まれる。

 高石さんは愛媛県出身。新劇青猫座、劇団喜劇などを経て、1975年に吉本新喜劇入り。舞台上では投げられた勢いで腹から滑り、服をめくって太鼓腹をさすりながら「熱う~!熱う~!」と叫ぶギャグで人気を博し、副座長も務めた。

 87年に退団後は漫才コンビを組んだり、松竹新喜劇や大衆演劇の劇団などに所属した。