今泉佑唯、主演舞台「あずみ」厳戒稽古で熱演!搬入口開放で換気

今泉佑唯、主演舞台「あずみ」厳戒稽古で熱演!搬入口開放で換気

 元欅坂46で女優、今泉佑唯(21)が14日、東京・渋谷のシアターコクーンで主演舞台「あずみ~戦国編~」の公開稽古を行った。当初は同日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で初日が20日に延期に。今泉はこの日、迫力の殺陣シーンを披露する一方、休憩中には舞台後方にある5メートル四方の搬入口を開放して場内を換気するなど、感染拡大防止に最大限配慮して幕開けへの準備を進めた。

 トランプ米大統領が国家非常事態を宣言するなど新型コロナが世界的に猛威を振るう中、この日のシアターコクーンでは稽古のほかに感染防止策も報道陣に公開された。

 出入り口では消毒液の設置に加え、ゲートで殺菌力の高い次亜塩素酸水を頭上から噴霧し、手指以外の除菌にも配慮。

 感染者の集団(クラスター)発生要因のひとつに換気の悪い密閉空間が挙げられるため、客席数747席の会場では上演から約1時間後の休憩中、舞台後方にある5メートル四方の巨大な搬入口を特別開放して換気し、今泉や瀬戸利樹(24)ら出演陣や出入りするスタッフ、関係者には検温も実施することにした。

 構成・演出を担当する岡村俊一氏(58)は取材に応じ、「キャストや観客を守るため最大限の防御策を講じた」と説明。前日13日に開幕日の延期を発表したことには、「キャスト、スタッフとの話し合いで決めた」とし、感染終息に向けて予断を許さない状況でも、「20日の開幕に向けて希望を持って準備を進めたい」と約束した。

 注目の公開稽古では、戦国時代の運命に翻弄される刺客・あずみ役の今泉が十数人の敵に囲まれながら激しい立ち回りを披露。ポニーテールを振り乱して華麗な殺陣を公開するなど、ウイルスに負けるなと言わんばかりの熱演をみせた。

 この日は出演陣からコメントは発表されなかったが、今月5日の公開稽古で今泉は「病は気からというのを信じてやっています」と意欲を語っており、岡村氏も「もともと才能があり、これほどできる子はいない」と絶賛。作品の完成度にも自信を見せ、イベント中止が相次ぐ中での熱演に期待していた。