今年は話題作揃い。磯村勇斗&よしひろまさみちが第92回米アカデミー賞を斬る

引用元:ELLE ONLINE
今年は話題作揃い。磯村勇斗&よしひろまさみちが第92回米アカデミー賞を斬る

いよいよ、現地時間2月9日の授賞式が近づいてきた、2020年のアカデミー賞。映画好き俳優と映画ライターが今年のオスカー候補を解説!

【写真】第92回アカデミー賞ノミネーション全リスト 最多は『ジョーカー』 今年は話題作揃い。磯村勇斗&よしひろまさみちが第92回米アカデミー賞を斬る photo: MASAHIRO YAMAMOTO

配信作の飛躍が顕著な2020年オスカー

よしひろまさみち(以下Y):恒例、エルのアカデミー賞企画、今年はあたしの大好きなジルベール(『きのう何食べた?』)こと磯村勇斗さんといろいろ語らせていただきま~す 。去年はエルの動画でご自身のゾンビ映画愛について熱く語ってましたけど、映画はお好きで?

磯村勇斗(以下I):そうですね、子どものころからずっと8歳上の兄と深夜にTVでやっていた洋画、特にホラー系を観るのが大好きだったんです。なかなか大人になってから、そしてこの仕事を始めてからは、エネルギー使って観てしまうところもあって、ある意味頑張って時間をつくって観なきゃというかんじになってしまって……。今回、企画をいただいて、半強制的にたくさんノミネート作品を短期間で見て、本当に楽しかったんですよ。やっぱり映画、たくさん観なきゃな!って。

Y:なかば強制的に(笑)。でも強制しないとね、今映画館に足運べないですよね。配信でいいじゃんってなるもの。でも磯村さん、去年はゾンビ40周年の復刻版上映イベントに登壇されたりして、B級系がお好きなのかしら (笑)。

I:僕、多趣味で、ゲームもやりたいし、料理もしたいし、サウナにも行きたいし(笑)って、オフの時間でやりたいことがたくさんあって、でも、ちゃんと時間作れば、映画観る時間って日常にたくさんあったんだなって気づける機会にもなったので、よかったです!

Y:数年前から流行り始めてるオスカーにおける配信系の候補作品、今年もまたグンと増えてきていて……。しかも今年は配給(制作)会社別でいうとNETFLIXの作品が一番ノミネート数多いんですよ。実に24部門。そうするとオスカー候補作を家で見られるということになるじゃないですか。それを便利で良いって思うか、それともやっぱり映画館じゃないとねーと思うかどっちかですけど、どっち派ですか?

I:あーこれは……難しいんですが、作品によっては、でっかいスクリーンで観たいっていう思いはあるのとともに、やっぱり手軽に近いところで良い作品が見れる環境っていうのも、僕はそれはそれですごく良いコンテンツなのかなと思うんですよね。

Y:わかります。あたしもそう思います。NETFLIX作品は、この中でいうと『マリッジ・ストーリー』、『アイリッシュマン』。『アイリッシュマン』はさすがに映画館ではきついと思うんですよ(笑)。