ビリー・アイリッシュ【グラミー賞】主要4部門制覇、コービーの訃報に衝撃、エミネム10作連続初登場1位:今週の洋楽まとめニュース

引用元:Billboard JAPAN
ビリー・アイリッシュ【グラミー賞】主要4部門制覇、コービーの訃報に衝撃、エミネム10作連続初登場1位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ビリー・アイリッシュの話題から。現地時間2020年1月26日に米LAのステイプルズ・センターにて開催された 【第62回グラミー賞授賞式】で、ビリー・アイリッシュが、<最優秀アルバム賞>、<最優秀レコード賞>、<最優秀楽曲賞>、<最優秀新人賞>の主要4部門を独占したほか、<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞>も受賞し、計5つの賞に輝いた。主要4部門を同じアーティストがすべて受賞するのは、1981年のクリストファー・クロス以来、39年ぶり2度目。ビリーは授与された5つのトロフィーを抱え、満面の笑みを浮かべる写真を自身のインスタグラムに投稿し、「5つだって、マジで」とキャプションを添えている。また、兄のフィニアスも、ビリーが楽曲やアルバムで受賞した4部門に加え、<最優秀プロデューサー(ノン・クラシック)>の5部門に輝いた。

【第62回グラミー賞】ビリー・アイリッシュ主要4部門独占、計5つの賞に輝く快挙
ビリー・アイリッシュ、【グラミー賞】5冠に満面の笑み
ビリー・アイリッシュ【グラミー賞】主要4部門制覇に、これまで唯一の記録保持者クリストファー・クロスが反応

 元NBA選手のコービー・ブライアントのヘリコプター事故による突然の訃報を受け、米音楽業界にも衝撃と悲しみが広がっている。享年41歳だったコービーは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋の伝説的なシューティング・ガードで、5回のリーグ優勝に貢献。カーディ・B、ドレイク、エイサップ・ロッキー、デミ・ロヴァート、テイラー・スウィフト、セレーナ・ゴメスほか多くのアーティストがSNSで哀悼の意を表した。そして、カニエ・ウェストは、【グラミー賞】授賞式終了後の1月27日深夜にコービーを追悼する【サンデー・サービス】を行った。二人は親交が深く、カニエは2016年に行われたコービーのNBA現役最終試合も会場で観戦していた。

コービー・ブライアントの訃報に米音楽業界にも衝撃、多数のアーティストが反応
カニエ・ウェスト、【サンデー・サービス】で故コービー・ブライアントを追悼

 ジャスティン・ビーバーのYouTube Originalsドキュメンタリー『Seasons』が、1月27日にエピソード4まで公開された。EP2~4はプレミアム会員しか見ることができず、各話が約10分という長さではあるものの、無料で視聴可能なEP1だけでも十分見応えがある内容になっている。初回は、ジャスティンが2017年の【パーパス・ワールド・ツアー】を、残り10数公演という段階で突然中止してから、再びスタジオやステージに復帰できるようになるまでの道のりに焦点が当てられている。また、ジャスティンの新AL『チェンジズ』(Changes)が2月14日のバレンタイン・デーに全世界リリースされることが決定した。

ジャスティン・ビーバー、創作活動再開までの道のりに密着したYouTubeドキュメンタリー『Seasons』公開
ジャスティン・ビーバー、ニューAL『チェンジズ』のリリース発表 ケラーニ参加の新曲解禁

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ロディ・リッチの「ザ・ボックス」が3週目の1位をキープした。前週(7,720万回)から若干数落ちたものの、今週も7,500万回という高視聴回数を記録。エアプレイ・チャートでは、先週から38%増加の2,560万回を記録し、50位から36位に大きく順位を上げている。先週2位に初登場した、フューチャーとドレイクのコラボ・ソング「ライフ・イズ・グッド」は同位をキープ。週間4,090万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでも同2位を死守したが、ダウンロード数は前週から64%減の9,000枚まで落ちていて、首位デビューしたデジタル・ソング・セールス・チャートでは13位まで急落している。

【米ビルボード・ソング・チャート】ロディ・リッチ3週目の首位、エミネム&ジュース・ワールド3位初登場

 そしてアルバム・チャートでは、エミネムの新作『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』がNo.1デビューを飾った。同チャートでは、3rdアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP』(2000年)以降のスタジオ・アルバム全作に加えて、サウンドトラック『8マイル』(2002年)とベスト盤『カーテン・コール』(2005年)を含む、10作連続首位獲得を果たしている。歴代記録としては、エルヴィス・プレスリーと並ぶ歴代4位タイ。トップはビートルズで19作、続いてジェイ・Zの14作、ブルース・スプリングスティーンとバーブラ・ストライサンドがもつ11作が、歴代TOP3となる。週間視聴回数は2億1,760万回で、ここ4か月の中では最大のストリーミング数。

【米ビルボード・アルバム・チャート】エミネム10作連続初登場1位の快挙、ホールジー/故マック・ミラーがTOP3デビュー

 

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