「絶対リズム感」を持つ久保田利伸は、車のクラクションを聞いても歌が生まれる!?

引用元:J-WAVE NEWS
「絶対リズム感」を持つ久保田利伸は、車のクラクションを聞いても歌が生まれる!?

J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。12月6日(金)のオンエアでは、11月27日(水)に4年ぶりのニューアルバム『Beautiful People』をリリースした久保田利伸が登場。自身の音楽観について語った。

街を歩いていても聞こえてくるリズム

川田は、音楽には「リズム」「ハーモニー」「メロディ」の3要素があるとして、そのなかでもリズムが「言葉(歌詞)のなかでも重要なところを占めている」と解説。すると、久保田はリズムへのこだわりを語った。

久保田:曲を作っていても、歌っていても「リズムがどれだけ気持ちいいか」で、歌の表情や、歌っている本人の気持ち、最終的には歌声まで変わってしまう。リズムって「聴いた瞬間」のことじゃない? 歌詞の内容というのは何度もリピートをして感じていくものかもしれないけど、(リズムは)聴いた瞬間のものだから、ものすごくぼくのなかでリズムはデカいですね。
川田:普段、街を歩いたり、車に乗っているときに聴く音楽もリズム先行ですか?
久保田:あります。音楽だけじゃなくて「音」という意味では、複数人で歩いていてもぼくだけがいろんな「街の音」をリズムに感じてしまう。クラクションの音でも、それを頭のなかでリピートしたくなっちゃう。「パパパー」という音だけじゃなくて「あなたー」という風に、気分のいいときは歌につながります。ときどきウザがられますよ(笑)。いちいちそっちに反応してしまうので。
川田:(笑)。“絶対音感”は聞いたことがありますけど“絶対リズム感”が久保田さんにはあるんじゃないですか?
久保田:おもしろい言い方ですね。小学生低学年のころから、アフリカの動物番組を観るよりもアフリカの民族番組を観るほうが好きだでした。大学生になっても「アフリカ研究会」みたいなのに入って、そこでやったがトーキングドラムで、言葉が生まれる前から通信として使っていたものです。「いま、こっちの村でお祭りがあるぜ」というのを反対側の村に風に乗せて伝えるらしいですね。そのあたりにも興味を持ってものすごく楽しんで研究をしていました。