50セント、ハリウッド殿堂入り式典でエミネムがスピーチ「必要な時はいつも側にいてくれた」

引用元:Billboard JAPAN
50セント、ハリウッド殿堂入り式典でエミネムがスピーチ「必要な時はいつも側にいてくれた」

 現地時間の2020年1月30日、米ラッパー50セントのハリウッド殿堂入り式典が開催され、エミネムやドクター・ドレーが式典に出席し、ウェスト・コーストにその名が刻まれることになった盟友を祝福した。

 50セントことカーティス・ジャクソン三世はスピーチで、「(ドクター・ドレーとエミネムの)サポートがなければ、自分のキャリアは違うものになっていたと思う。ドレーはチーム全体のメンターだ。ずっと前からやっていたことだけれど、自分でも知らないうちにさまざまな方法で俺たちを導いてくれたからだ」と述べた。

 また、ジミー・アイオヴィーンを招待しなかったことを後悔していると語り、「彼を招待せず、この場にいてもらえなかったことは間違っていた。自分の成功の大きな部分を彼が占めているからだ。彼がテレビを指さした時に、“映画とテレビをやるべきだ”と思い始めたんだ」と明かしている。

 そして彼は最後に、集まった人々からの温かい声援をしみじみと噛みしめながら、これまで多くの授賞式に出席してきたが、その場には“自分こそが受賞すべきだった”と思う人が会場にいるものだと説明し、「(殿堂入り式典は)違う。同じスペースにいるみんなが、同じ気持ちでいてくれるからだ。俺をサポートしてくれてありがとうとだけ言いたい」と、感極まった表情で感謝を伝えた。

 エミネムは約20年来の友人について、「2002年のことで記憶にないことはたくさんあるけれど、フィフティと初めて出会った時のことは、はっきり記憶している。最初に気付いたことの一つは彼の存在感だ。スターになるような気がなんとなくした。彼の全てがパッケージだった」と振り返り、「自分が今日この場にいるのは、彼が自分にとってビジネス・パートナーだからだけでなく、この世で最も親しい友人の一人だからだ。彼の敵でいるより友人でいる方がずっと楽しいとだけ言っておく。必要な時はいつも側にいてくれた」と述べた。

 除幕式にはほかにもトップ・ドッグ・エンターテインメントのトップ・ドッグや俳優のマイケル・ブラックソン、『Power』で共演しているララとジョセフ・シコラなど、多くの同僚や友人が駆けつけた。