「ビュアル系を盛り上げたい」5人組バンド「the Raid.」夢はレコ大&紅白出場

引用元:スポーツ報知
「ビュアル系を盛り上げたい」5人組バンド「the Raid.」夢はレコ大&紅白出場

 5人組ビジュアル系バンド「the Raid.(レイド)」が30日、東京・マイナビBLITZ赤坂で単独ライブを行った。

 同バンドは11年7月に結成。メンバーチェンジを経て、星七(せな、ボーカル)、bo_ya(ボーヤ、ギター)、由羽(ゆうは、ギター)、テンシ(ベース)、一陽(かずひ、ドラム)という現在の5人体制に。あえてコンセプトに縛られず、時代や流行、さまざまなジャンルを取り入れた楽曲を提供する。2019年度は年間120~130本でライブを行っている。

 開演前に取材に応じた星七は「近年、『ビジュアル系が衰退している』と言われている中で、唯一、僕たちだけがセールス的にも健闘できました。今まで全然、気にも留めてもらえなかったような方々に『すごいね』と褒めていただけたり、ランキングを見た憧れの先輩たちから『頑張ってるね』と言ってもらえるようになりました。『すごい』とか、『頑張ってる』と思っているわけではないのですが、周りの方が褒めて下さることが多くなって、もっと頑張らなきゃなという気持ちになっています」と語った。

 新シングル「ワンナイト彼氏」は「浮気」がテーマのナンバー。同曲について「浮気というと、世間的なイメージはよくないと思います。僕たちは、女性目線で曲を書くことが多く、決して浮気のドロドロした部分だけではなく、『寂しいから…』などの切ない女心、はかなさなどを曲にすることができたと思っています」。

 目標を聞かれ、「夢は大きく。日本武道館や東京ドームなど大きな会場がたくさんあるので、そういう会場を目指していけるバンドにしていきたい」ときっぱり。「ビジュアル系が今、衰退している。夢のような話ですけど、日本レコード大賞や紅白歌合戦など、親世代も知っているような番組に出演して、ビジュアル系を盛り上げたい、もう1度盛り返したいという気持ち」と力強く宣言した。

 この日は「Let’s Get Crazy」「言い訳DREAMER」など20曲のパフォーマンス。3月24日発売の新シングル「ワンナイト彼氏」が、TBS系バラエティー番組「有田ジェネレーション」(火曜・深夜0時58分)の2月度エンディングとして起用されることが決まった。

 ステージ上では、公式ファンクラブの開設も発表され、大きな盛り上がりをみせたライブ。3月29日に東京・中野サンプラザでツアーファイナルを迎える。 報知新聞社