栗山千明、私生活ではウソ見破れず「人を疑ってみてない」 『サイレント・ヴォイス』復活

引用元:オリコン
栗山千明、私生活ではウソ見破れず「人を疑ってみてない」 『サイレント・ヴォイス』復活

 2018年10月にBSテレ東で放送された栗山千明主演の連続ドラマ『サイレント・ヴォイス行動心理捜査官・楯岡絵麻』が、3月7日の午後9時から『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 特別篇 悪魔の学問』、そして4月期より『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2』(毎週土曜 後9:00)として復活する。このほど栗山が合同取材に出席。被疑者の嘘を見破ることを得意とする主人公を演じているが自身は「全然わからないんですよね」と役柄とのギャップを明かした。

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 栗山演じる楯岡絵麻は人がウソをつく瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の“マイクロジェスチャー”を読み取って「被疑者のウソを見破る」ことができる女性刑事。“泣く子も黙る閻魔さま”と呼ばれ、そんな彼女の活躍を描くミステリー作品となっている。栗山は「前回と同じスタッフさんが多いので撮影前から安心して入れる環境だった。今回も同志が再び結集したみたいな感覚。団結力は一段と強くなったと思います」とパワーアップに自信をみせた。

 登場人物同士のヒリヒリとするやりとりを取調室という密室を舞台に展開していく同作だが私生活では、他人のウソや本音について「全然わからないんですよね」と栗山。「知識としてはお話を通して、こういうことあるんだとか勉強になってるんですけど…。私生活で人を疑ってみてないっていうのもあるかもしれないのですが、楯岡絵麻の特殊能力、5分の1秒だけのちょっとした条件反射がわかるのは、普通の人にはわかないもの。知識として知っていても出来るかと言えば絵麻ってすごいんだなと思いました」と改めて感心する。

 ドラマの魅力について「心理学って、みなさん興味がある方が多いと思うんですけど、ちょっと小難しいこともドラマにすることでこういうことなのか、と理解しやすくなる。刑事なんですけどカタイ刑事ではなく、キャバクラトークをするような婚活を頑張る30代女子が一見できなそうな、刑事として活躍するという新しい要素や相棒とのコミカルなやりとりは刑事ドラマではなかなかないジャンルかな? あとはワンシチュエーションドラマではないですけど、ほぼ取調室でのシーンで容疑者と絵麻の二人のバトルが毎話のみどころになっているかな」と分析。

 スペシャル版では絵麻の前に最大の敵が登場。絵麻の過去も絡む怒とうの心理戦を繰り広げる。「絵麻の過去が垣間見えるような話になっていて、彼女のルーツを掘り下げられるんですけど。何年前の絵麻も出てくるんですが、年齢が違うのでやっぱり今の絵麻とは違う。それを先に演じたおかげでSeason2では気持ちも変わった。意図的にではなく、どこかで昔の絵麻を演じたことでなにかが変わった感じはします。私の気分としては絵麻の過去を体験したことで、より深まったかなと思います」とキャラクターを掘り下げることができたそう。

 続編とはなるものの「ご覧になってない方こそ、見やすい1話完結の話でありますし、ちゃんとその回、その回できっちり絵麻が説明するなので、なんの躊躇(ちゅうちょ)もなく、どこから見ても、ついていけないことはまったくないお話だと思います。途中からごらんになった方も、きっと気に入ってくれたら、シーズン1も観たくなるようなお話にはなっていると思います」と全シーズンを通して作品をアピールしている。