古谷徹&池田秀一、30年目の『逆襲のシャア』トーク「まさかあんなにやられるとは…」

引用元:オリコン
古谷徹&池田秀一、30年目の『逆襲のシャア』トーク「まさかあんなにやられるとは…」

 声優の古谷徹、池田秀一が24日、都内で無観客で行われたファンイベント『GUNDAM FAN GATHERING「閃光のハサウェイ」Heirs to GUNDAM』に出演。1988年に公開された映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』についての裏話で盛り上がった。

【写真】『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の場面カット

 今夏に公開を予定している「機動戦士ガンダム」40周年企画の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のイベントで、『逆襲のシャア』の流れを汲むことからアムロ・レイ役の古谷、シャア・アズナブル役の池田が登場。当時を振り返った古谷は「『Zガンダム』から僕らがメインでなくなった。それが10年近く経って『逆襲のシャア』で2人が完全にメインで、がっぷり四つに組んで戦うのは、すごくうれしかった」と懐かしむ。一方の池田は「サブタイトルが『逆襲のシャア』ですから。やっと我が世の春が来たかな、といった感じ」と冗談めかすと、古谷は「そのあとに『逆襲のアムロ』があるんじゃないかと期待していたんですけどねぇ」と笑わせた。

 古谷は「『逆襲のシャア』に至るまで、アムロは少年だった。見た目もそうですし、シャアのほうがかっこいいわけですよ、どう見ても。いろんなアニメ雑誌の人気投票を見ても、シャアが1位で、アムロは2位、3位に甘んじた。『逆襲のシャア』で29歳になって、ようやくアムロが大人になった。人気の意味ではシャアを超えたかなと思っている。ファンの方も『逆襲のシャアのアムロが1番好き』という人が多いですね」と反響を明かした。池田は「ちょっとマザコンみたいなところも出てきた。アムロも立派になって、やりあえてよかった。まさか、あんなにやられるとは思いませんでしたけど…」と苦笑いを浮かべていた。

 印象的なせりふもトーク。古谷は「やっぱりクライマックスじゃないですかね。アクシズを止めるシーン。あそこでシャアはめり込んでますけどね」と笑い、池田は「富野(由悠季)さんのせりふって『日本語として正しいの?』ってときもあるけど、しゃべってみるといいんですよ。不思議ですよね。ブライトのせりふで『何やってんの』って、急に近所のおじさんみたいに艦長が言う。唐突なんですけど、流れを見ると生きてくる。ミスプリだと思って勝手に直すと怒られますから」と富野由節を語った。

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