レディー・ガガの母シンシア、娘とメンタルヘルスとの闘いを語る

引用元:ELLE ONLINE
レディー・ガガの母シンシア、娘とメンタルヘルスとの闘いを語る

いじめや性的暴行によるトラウマから、鬱を始めとするメンタルヘルスのケアに取り組んできたレディー・ガガ。彼女の母シンシア・ジャーマノッタがテレビ番組「トゥデイ」のデジタルシリーズ「Through Mom’s Eyes(母の目から見て)」の中で、これまでの母娘関係について語っている。

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「中学時代、個性的だったことが原因で彼女は周りからの孤立や侮辱、嘲りなど様々なものと闘っていた。そのうち彼女は自分について疑問を持ち始め、自分の能力を疑うようになった。そうやってうつ状態が始まった」「私たちは親として彼女をできるだけ助けようとした」。でも当時のガガは今のように自分の精神状態について語ることはなかった。だからガガの苦しみの「全部がわかっているわけではなかった」「探すべき警告のサインを理解していなかったことが私の過ちだと思う」とも。 レディー・ガガの母シンシア、娘とメンタルヘルスとの闘いを語る シンシア・ジャーマノッタ(Cynthia Germanotta)、レディー・ガガ(Lady Gaga)GETTY IMAGES 2012年にガガは「ボーン・ディス・ウェイ・ファウンデーション」を設立、若者のメンタルヘルスやいじめの問題に取り組んでいる。母シンシアもメインメンバーとして財団の活動に取り組んでいる。「娘は自分が子どもだった頃より、今のこどもたちが自分が経験した苦しみにうまく対応できるような世界を思い描いている」「彼女が世界中を飛び回り若い人たちと話すようになって、私たちはどんなにたくさんの若者が似たような経験で苦しんでいるのかがよくわかった」とも。

ガガとシンシアは財団を通して、ウィリアム王子と協力してメンタルヘルスの啓蒙活動をしたり、ジョー・バイデン前副大統領とタッグを組んで性暴力のサバイバーのPTSDの問題に取り組んだりしてきた。当事者や支える家族としての実体験があるからこそ、わかることもたくさんあるはず。これからの取り組みにも注目したい。
(text : Yoko Nagasaka)