広瀬すず、紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞 昨年10月の初舞台が評価

広瀬すず、紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞 昨年10月の初舞台が評価

 女優、広瀬すず(21)が28日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで行われた第54回紀伊國屋演劇賞の贈呈式に登壇した。

 昨年10月に上演されたNODA・MAP公演「『Q』:A Night At The Kabuki」の初舞台が評価され、個人賞(賞金50万円)を初受賞。「映像の仕事が圧倒的に多かったので舞台はやらないと思っていたが、(作M・演出の)野田(秀樹)さんのワークショップで公園の時計とか演じて、表現って難しいと思った」と振り返った。

 続けて「(本番は)駄目だなとか悔しいとか、最初で最後の舞台と思うこともしょっちゅうあった。でも、幸せな時間でした。これからも勉強して精進したい」とキッパリ。舞台再挑戦に向け、この賞が背中を押してくれたようだ。

 また、団体賞(賞金200万円)を受賞した劇団桟敷童子の公演「獣唄」(昨年12月)に出演した村井國夫(75)も個人賞を受賞。村井は「僕は54年かかって初受賞なのに、これも才能の差かな」と自らをすずと比べて笑いをとった。

 村井は「獣唄」に5日間出演後、心筋梗塞で倒れ手術を受けたばかり。「命拾いして今は元気。(獣唄に)5日間出ただけで降板したので、再演してほしい。出たい」と桟敷童子の代表におねだりした。

 すでに退院後初の仕事も決定。Hey!Say!JUMPの薮宏太(29)の主演ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」(4月7日~29日、東京・有楽町の日生劇場)に出演する。