7年ぶり参加の中村獅童「生真面目な僕とは正反対の役」 勘九郎、七之助と出演の赤坂大歌舞伎 5月に上演

引用元:中日スポーツ
7年ぶり参加の中村獅童「生真面目な僕とは正反対の役」 勘九郎、七之助と出演の赤坂大歌舞伎 5月に上演

 歌舞伎俳優の中村獅童(47)、中村勘九郎(38)、中村七之助(36)が出演する赤坂大歌舞伎「怪談 牡丹燈籠」の制作発表が28日、東京・渋谷区のセルリアンタワーで行われた。

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 故中村勘三郎さんの提唱で2008年に初演された赤坂大歌舞伎の3年ぶり6回目の公演。三遊亭圓朝の落語を原作に男女の愛憎などを描く。赤坂ACTシアター(5月5~24日)で上演。

 浪人新三郎などを演じる勘九郎は「父が亡くなり、もう赤坂大歌舞伎はできないと思ったこともありましたが、前回の公演でいろいろな方向に行けると確信しました。今回は愛憎の中にも美しさがある舞台に」と意気込んだ。

 放蕩(ほうとう)者と小悪党の2役を演じる獅童は7年ぶりの参加。「生真面目な僕とは正反対の役」と笑わせながら「気心が知れた仲間と芝居を作れて胸が膨らみます」と声を弾ませた。

 同作品は昨年NHKでドラマ化され七之助が新三郎を熱演。今回は七之助の提案で赤坂大歌舞伎での上演が決まったという。