新人賞・関水渚、演技初体験で快挙「芝居が病みつきになった」…ブルーリボン賞

引用元:スポーツ報知
新人賞・関水渚、演技初体験で快挙「芝居が病みつきになった」…ブルーリボン賞

 東京映画記者会(報知新聞社など在京7紙)が主催する「第62回(2019年度)ブルーリボン賞」が27日、決まった。主演男優賞は「記憶にございません!」(三谷幸喜監督)の中井貴一(58)が初受賞。助演で2度受賞している長澤まさみ(32)が「コンフィデンスマンJP―ロマンス編―」(田中亮監督)で初の主演女優賞に輝いた。作品賞は社会現象になった「翔んで埼玉」(武内英樹監督)が選ばれた。授賞式は2月18日、東京・内幸町のイイノホールで行われる。

 ヒロインを演じた新人賞受賞作「町田くんの世界」(石井裕也監督)が、関水渚(21)の演技初体験。「これで芝居が病みつきになった。賞とは無縁で生きてきたが、人生が変わった」

 若手の育成に定評がある石井監督は関水の潜在能力を見抜いていた。本人も懸命に応えたはずだったが、撮影終了時に「もう少し出来たんじゃない?」と声を掛けられた。「悔しくて落ち込んで」ここからが本当のスタート。監督はあえて厳しい言葉を贈ったのだろう。

 演じる喜びを「知らない自分との出会い」と語る。目指すはNHK朝ドラのヒロイン。「てるてる家族」に主演した事務所の先輩の石原さとみ(33)に憧れ、芸能界入りを決めた。「でもまず全世代に自分の名前を覚えてもらわないと」と言って笑った。 報知新聞社