アルコ&ピース平子 相方・酒井の演技は「他のコンビのなかでも1番上手い」

引用元:TOKYO FM+
アルコ&ピース平子 相方・酒井の演技は「他のコンビのなかでも1番上手い」

TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」。放送作家の鈴木おさむと、7人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼が“相談員”となり、リスナーの人生相談にコンサルしていきます。1月17日(金)はゲスト相談員として、お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希さんが登場。リスナーからのお悩みに応え、自身の演技論を語りました。<リスナーからの相談>
演劇部に所属している高校1年生です。春季大会の演目で、気の強い女の子の役を演じます。私は気の強いタイプではないので、いま迷っています。どのような話し方、仕草をすれば気の強い子に見えるでしょうか?(ラジオネーム:ひびきさん 16歳 女性)

小森:“気の強い女性”は、どんなイメージですか?

平子:え? 大好き(笑)。そういうことじゃないね。

小森:では、人間性として。どのような方が好きですか?

平子:気の強い方も好きですよ。物怖じしないでハッキリ言う人。ひびきさんは普段、気の強い人でないとなると、声を張ったりするのは大変ですよね。ちなみに(気の強い人は)グイッと前に出て、全て演じ分けできそうなイメージがある。あと、抑えるところは抑えている感じがしますよね。

小森:そうですね。気が強いからといって、別に声がデカいというわけではないですしね。

平子:うん。気が強いから、内面も強い。声を張ってアピールする必要がないというか。

小森:言葉を放つだけで伝わるというか。

平子:だから、出所だけ大きく主張するという部分はありますが、やみくもにがなるイメージはないですね。なんなら、小声でボソボソ喋っても、“この人は気が強そうだな”って感じる人はいますしね。

小森:確かに。だから、無理に大きく見せようとしないほうが、逆に気の強い人に見えるのかな。

平子:そうね。あとは、ものの言い方だけではなく、前の人のセリフ終わりに被せて喋るだけで、気の強い人の雰囲気を作れるかも。“我が強そうだな”っていう感じ。逆に、トーンは抑えめだけど、相手の目をガン見しながらセリフを言うだけでも伝わることがあるし。結局は、仕草ですよね。

あとは、“気の弱いタイプってどうなんだろう?”と逆の立場で考えてみると、演じわけがしやすくなるかもしれませんね。

小森:そうですね。平子さんの周りで“演技が上手だな”と思う芸人さんは?

平子:僕の相方(アルコ&ピース酒井健太さん)がめちゃくちゃ上手くて。まだ世間的に目立っていないので、みなさんには届いていないんですけど。相方だから言うわけではなくて、
おそらくコントの演技は、他のコンビでも酒井が1番上手いと思います。

小森:ちなみに、“普段の自分”と“コントをしているときの自分”を使いわけてますか?

平子:そうですね。もちろん(脚本上の)キャラクターがあったら、そのキャラクターを演じますが、酒井には、演じられない役がないような。例えば、ちょっとバカっぽいキャラでも、あえて普通の口調で入ってきて、“あれ? これは俺がほしいのと違うなと”思っていると、どこかで少し転換する。同じ調子で演じ切らない。ちゃんと山場を作ってくれる。

小森:平子さんは、2月21日(金)公開の映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」に出演するんですね。

平子:はい。少し出させていただいています。本作は、2018年公開の映画「スマホを落としただけなのに」の「2」にあたる映画なんですけど、「1」に相方・酒井も出させてもらって。

小森:では、そちらで酒井さんの演技が観られますね!

平子:そうですね。ただ、先日の地上波初放送ではバッサリカットされていましたけど(笑)。そうなると、さっき話した俺の演技論はなんだったんだと(笑)。

小森:(地上波で)フル放送となると、なかなかね。なのでね、ぜひDVDを借りて観ていただければと思います!

(TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」1月17日(金)放送より)