ラテンでエロすぎる正統派「チョッパー」に大興奮! こだわりの極意

引用元:夕刊フジ

 【こだわりの極意】

 最近、6弦だ! 8弦だ! はたまた12弦だ! と弦の本数が天井知らずのエレキベース。やっぱり4弦だろとボヤいてたらついに見つけました、正統派のチョッパーベーシストを。それがJuna Seritaです。

 もともとは昨年、何気なく見たYouTubeがきっかけ。TOKYO GROOVE JYOSHIという往年のファンクをカバーするガールズバンドのパフォーマンスに“何じゃこりゃ~”でしたが、そこに映る彼女のプレイと容姿にくぎ付け!

 とにかく正統派チョッパーなんですが、弾いてるさまがラテンでエロい! そのあと取りつかれたように検索しまくってたら、彼女がひとりで、これは自分の部屋なのかな~、タワー・オブ・パワーの「WHAT IS HIP?」をやってるじゃないですか!

 渋い! 渋過ぎる! 早速、ツイッターを見れば、何とタイミングよく彼女のソロのライブがあるとのこと。しかも、バースデーライブと銘打ったスペシャルライブ。

 ライブ中のMCで知ったんですが、何とホントの誕生日は1月1日! 「元日は皆さん忙しいので、1月12日にしました~」だって!

 キャワイイ~! とにかく正統派チョッパーにうれしくなる。これこれ! こうでなきゃのフレーズの連続。チョッパーしながら歌う! いや~歌うとは知らなかった。

 しかも表情が憂いを帯びてて艶っぽい! 途中、往年のミスター・スムースベースの巨匠、チャック・レイニー氏のワークショップに参加した話とか、いったい彼女は何歳なんだと思うほど玄人な話題にもびっくり。

 最後のテイスト・オブ・ハニーの「今夜はブギウギウギ」で完全にノックアウト!

 終演後、思わず買ったCDにサインをもらいましたが、間近で見る彼女はまだあどけなさが残る女の子。プレイ中とは違う、このギャップが、またいいですな~!

 彼女を見ていると、タイプは若干違いますが、ジェフ・ベックに抜擢された当時無名の女性ベーシストのタルちゃん(タル・ウィルケンフェルド)を思い出します。

 聞けば外国のベースマガジン主催のベースコンテストの最後の10人に選ばれ、もうすぐ渡米するそうです。このコンテストを機に海外の大御所のバンドに加入なんてこともあるかもよ。

 そうなってもJunaちゃん、日本を忘れないでよ! あ、TOKYO GROOVE JYOSHIも今度、見に行くね!

 ■高嶋政宏(たかしま・まさひろ) 1965年10月29日生まれ。東京都出身。87年、映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。映画「AI崩壊」が1月31日から公開予定。また、CS旅チャンネルで「高嶋政宏の旅番長“激動!ベトナム縦断編”」が放送中。