サカナクションの山口一郎が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。以前の放送でリスナーに募集した『2020年にブレイクしそうなミュージシャン』について、届いたメッセージを紹介し、実際にその音源を聴いて感想を語りました。
（TOKYO FM「サカナLOCKS!」1月17日（金）放送分）【『マカロニえんぴつ』がブレイクすると思ってます！ 一番の理由はメンバー全員が作曲できるので、全ての曲の中にも同じようなものが無いこと！ これからどんどん、テレビやラジオで活躍していって欲しいです。（17歳女性）】・視聴した曲は「ブルーベリー・ナイツ」
山口：なるほどね。ポップスとしての完成度は、すごい高いね。オリジネーターであるかっていうところの加減は……この1曲だけ聴いて判断するのは難しいが。80年代生まれの先生にとっては、何か懐かしさはあるね。ボーカルの人がはっとりという名前を名乗っていてユニコーンが大好きという情報がありますけど、それで90年代感があるのかな。今年ブレイクするかな……どうかな、ってところですね。もうちょっと揉まれてくると……どっちに行きたいのかなーって感じはするかな……あいみょん系なのかな？【『Mega Shinnosuke』がくると思います！ 「O.W.A」はピアノのピコピコ音が耳馴染みが良くて、どこか80年代を感じることができました。僕自身親の影響で80年代の音楽が好きで、どこか最近のサカナクションの音に似ているものが感じられて良かったです。また、この歌のMVもレトロな雰囲気で面白かったです。（17歳男性）】
・視聴した曲は「O.W.A.」
山口：17歳が80年代を感じるっていうのがいいね。（視聴後）まぁ面白いね。僕の印象では……米津（玄師）くんとかもそうでしょ？ インターネットでやり始めたりしていて……ヒャダインさんくらいから、そういう傾向が始まってきていたのかなと思っているんだけど。10代の子たちってオンラインでいろんな音楽に触れて、洋楽も邦楽も関係なく、古いものも新しいものも聴いて、しっちゃかめっちゃかにやっているっていう感じなんだけど、それをうまく整理できるかできないかっていうのが、こういったジャンルの人たちのひとつの生きる道なのかなって思う。彼はまだ荒削りだけど、分かっている感じはあるね。ただ、もうちょっとミックスだったり、音の整理……グルーヴの整理とメロディーの聴こえ方みたいなものが分かってくると、末恐ろしい感じはあるけどね。なんか、日本感や民謡感、面白さみたいなところをちゃんと理解して、ファンクのグルーヴにしようとしたり……ちょっと整理できていないから何て形容して良いか分からないけど……そこに向かっている姿勢っていうはすごく面白いなと思う。オリジネーターとして良いなと思うから、これは要注目かな。でも、ちょっと早い……ブレイクするかっていうと運が必要になってくるね。でも、すごい楽しみ……クオリティの話しか、今は出来ないけどね。
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サカナクション山口一郎 2020年にブレイクしそうなミュージシャンをチェック
引用元：TOKYO FM＋
