福山雅治、生きものから学ぶ「モテ」の極意「カッコつけるって大事」

引用元:オリコン
福山雅治、生きものから学ぶ「モテ」の極意「カッコつけるって大事」

 俳優・歌手の福山雅治が21日、東京・渋谷のNHKで自身が出演するNHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園season3』の試写会に出席。2011年に最初のシリーズが放送されてから、足かけ10年。地球上に残された独特の自然環境や絶滅にひんした貴重な生きものたちを訪ね、見つめることで学んだことの一つが、「カッコつけるって大事」ということだった。

【写真】笑顔で手を振る福山雅治

 これまで訪ねたホットスポットは12ヶ所。その地域ならではの独特の生態系や固有の生き物たちの暮らしを目の当たりにしてきた福山は「なぜこんなに生きものや大自然にワクワクするのか、その興奮の正体というものがわかったこともすごく大きなことだった」という。

 『season1』で訪れたマダカスカルで、現地の固有種”ジラフビートル”(キリン クビナガ オトシブミ)という虫を見て、「同じ葉っぱの上でメスとつがいと過ごすんですが、オスは首が長ければ長いほどモテるらしい。そうやって首が長く進化していったことを知ると、カッコつけることって大事なんだな」と感じた福山。

 さらに、『season3』の第2回「砂漠と氷河のロストワール~南米アンデス山脈~(仮)」(2月23日 後9:00~9:49)に登場するフラミンゴ。「標高約4000メートルのところに真っ赤な湖があって、それは植物プランクトンが赤くなるせいなんですが、そこがフラミンゴの集団繁殖地になっている。フラミンゴも赤ければ、赤いほどモテるらしい。赤いほうが目立つし、より赤いフラミンゴは植物プランクトンを大量に食べることができて、消化吸収できる力を持っている証拠。個体として強い。強くて目立つフラミンゴがモテる。モテるために生きているわけではないけれど、モテることの理由が生きものの中に明確にあるんだ、正しい理由としてある、ということを教わる。そういうところに興奮したり、感動したりするんだ、というのがわかったことが変化でした」。

 生きものたちから「モテ」の極意を知ることが、福山の好奇心を大いにくすぐるよう。『season3』でも独自の感性でリポート。第1回「巨大生物が集う海~カリブ海 ユカタン半島~」(1月26日 後9:00~9:48)ではジンベイザメと一緒に泳いだり、第3回「進化のミステリーワールド~東南アジア ウォーレシア(仮)」(3月放送予定)では、現代の恐竜といわれる巨大なコモドドラゴンと対峙するなど、さらなる自然や生きものとの濃密なコンタクトに体当たりでチャレンジしている。