ミス日本グランプリに考古学を専攻する学生キャスター・小田安珠さん「埴輪ってとっても面白いんですよ」

引用元:デビュー
ミス日本グランプリに考古学を専攻する学生キャスター・小田安珠さん「埴輪ってとっても面白いんですよ」

 50年以上にわたって様々な分野で活躍する女性を輩出してきた、日本最高峰の美のコンテスト『第52回ミス日本コンテスト2020』の最終審査が20日、都内で開催された。グランプリに輝いたのは慶應義塾大学文学部 人文社会学科3年の小田安珠さん。ミス慶應2018グランプリの経歴を持ち、学生キャスターとしても活動中の逸材だ。

【写真】ミス日本各賞受賞者とともに。

 グランプリとして名前を呼ばれ「感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしい賞をくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございます」とまずは感謝を述べた小田さん。「まだ夢見心地ですが、喜びと同時にタスキの重みと責任を感じました。共に学んできた12人のファイナリストと一緒に、令和の時代を引っ張っていけるような女性になれるよう努力していきます」と意気込みを語った。

 慶應義塾大学文学部・人文社会学科では考古学を先行している小田さん。「中高生の時から日本史が好きだったんですが、文献だけでなく、自分の手で見つけ出し、自分の目で確かめる考古学に惹かれました。現在3年生で卒業研究をしているのですが、『関東地方における人物埴輪』を研究しています」。「なんで埴輪なんて調べてるの」と不思議がられることもあるそうだが、「とっても面白いので、埴輪の楽しさを伝えたい」と笑顔を見せた。

 元々、声や話し方に自信が無かったことからアナウンススクールに通い、そこでキャスターオーディションを受けたことをきっかけに、学生時代からBSフジで学生キャスターを務めていた。「憧れのアナウンサーは三田友梨佳さん。私も自分で現場に行って、考古学の知識も活かせたらと思っています。歴史番組にも興味があるので、まだ知られていない日本の歴史について、楽しく伝えたい」と夢を語った。

 応募者2525人の中から選ばれた17歳から22歳までのファイナリスト13人が最終審査に進出。振り袖・ドレス・水着・質疑応答、自己PRなどが行われた。グランプリの小田さんのほか、「水の天使」に中村真優さん(21歳)、「みどりの女神」に井戸川百花さん(19歳)、「海の日」に森谷美雲さん(20歳)、「ミススポーツ」に田中絵梨果さん(22歳)、「ミス着物」に青木胡杜音さん(19歳)が選出された。