福山雅治デビュー30周年無観客ライブ配信 ファンと「音楽でつながっている」

引用元:スポーツ報知
福山雅治デビュー30周年無観客ライブ配信 ファンと「音楽でつながっている」

 歌手で俳優の福山雅治(51)がデビュー30周年記念日にあたる21日、都内のレコーディングスタジオで無観客ライブを行った。

 当初は横浜アリーナでのライブを予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止された。「何か音楽でつながれる方法があるんじゃないか」と、スタッフと協議。この日を楽しみにしていたファンのために、30年分の感謝の気持ちを伝えようと、WOWOWの協力を得て無観客のスタジオライブを行い、同局で生中継することに。中継の前後には、ファンクラブ向けの生配信も行われた。

 歓声も、合いの手も、愛称の「ましゃ」コールもない。静寂のスタジオで歌声を響かせ、ギターをかき鳴らした。「人生というのは何が起こるか分からないですね…。予定していたことが、当たり前のように、予定通りに行われることが幸せなことだと、改めて感じています」。特別な空間でのパフォーマンスに、福山は「その時、その時にできることを精いっぱいやるんだということ」と前を向いた。

 この日のため、新たな人生の第一歩、新しい家族や命の誕生などの“はじまりの日”にまつわる福山の楽曲を「福山歌!はじまりの歌」として特設サイトで募集。数千通に及ぶリクエストからトップ30を発表し、トップ10入りの楽曲を歌唱した。

 「福山雅治しばりの、福山雅治による、福山雅治だけの歌謡祭」と照れ笑い。2時間半、代表曲「桜坂」(リクエスト1位)や「道標」「家族になろうよ」など13曲を披露。新曲「始まりがまた始まってゆく」で締めた。「目の前にいないだけで、画面の向こうにたくさんのオーディエンスがいることを強く感じました。音楽でつながっていると感じました」と感慨深げ。忘れられない一日になった。

 ◆BEGINと同じ“誕生日”祝った

 同じ事務所・アミューズに所属するBEGINも、この日がデビュー30周年記念日。地元の沖縄・石垣島で行ったアコースティックライブ開始前に電話出演し、互いの30周年を祝福し合った。福山は「今年はどこかで30周年を祝福しようよ。石垣、行きたいな~。行く時は連絡するから」とラブコール。比嘉栄昇(51)は「30年とは思わなかった。いつでも待ってるよ。島の野草を食べに来いよ~」と約束した。 報知新聞社