俳優・甲斐翔真 芸能界デビューは「福山雅治さんのおかげ」

引用元:TOKYO FM+
俳優・甲斐翔真 芸能界デビューは「福山雅治さんのおかげ」

大久保佳代子がパーソナリティをつとめ、ゲストと一緒にリスナーのお悩みに寄り添い、癒しを与えるTOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」。1月5日(日)の放送は、俳優の甲斐翔真さんが登場。リスナーのお悩みに応えました。<リスナーからの相談>
私は、小さいころから“夢”とか“こうやりたい!”という強い思いがありません。子供の頃、「将来、何になりたいの?」と言われてもあまりピンとこなかったですし、今の会社もきちんとお休みがあるし、お給料も悪くないので選びました。仕事は普通に楽しいです。

けど、周りの友達は、「あと2年働いたら転職して次にステップアップする」とか、「いつかはお店を開きたい」とか、夢や、やりたいことがあって、“私はこのままでいいのかな~”と思っています。大久保さんや甲斐さんは、強い夢があって今の職業についたんですか? 夢や、やりたいことがなくてもいいのでしょうか?(ラジオネーム:ぽぽ毛ちゃま さん)

大久保:どうなの? 甲斐君は。“俳優になりたい”って思って今(俳優に)なってる感じ?

甲斐:僕は、すごいありきたりなんですけど、原宿でスカウトされまして。

大久保:あるんだね、まだね。

甲斐:そうなんですよ。ビックリしました、僕も。なんか最初“怖い人かな”って思って。騙されてるのかと思ったんですけど、ちゃんと調べたら……。

大久保:名刺をもらって。

甲斐:はい、名刺もらって。で、お母さんに「これなんかもらったんだけど」って言ったら、「福山雅治じゃん!」って。

大久保:あー福山雅治さんの事務所。

甲斐:(福山雅治の)大ファンなんですよ、お母さんが。多分、福山さんのおかげで今ここにいるという。
大久保:なるほど。そこが福山さんの事務所じゃなかったらこうなってなかったかも。

甲斐:かもしれないです。

大久保:どんな間接的な感謝の仕方(笑)。じゃあそのときは別に“俳優になりたい”とか、人前に出る仕事とかもあまり興味なかった?

甲斐:そうですね。志してはなかったです。ずっとサッカーをやっていたので。

大久保:サッカー少年なんだ。じゃあ、外部の力っていうの? なんかそういうのがあって。

甲斐:いきなり道が開けた感じはありました。

大久保:今はそれを好きで、夢中になってやっているって感じ?

甲斐:そうですね。最初はもちろん、好きでやっているというよりかは、いろんな物に触れる機会があってから、“あっ、好きだな”って思えて、今はこういう風に仕事をさせていただいて。

大久保:そうだよね。で、22歳でしょ? 甲斐君が。24歳の“ぽぽ毛ちゃま”もだし、私もそうなの。私も別に、お笑いはすごい好きだったけど、どうしてもお笑い芸人というかお笑いタレントになりたいなんて、もう20歳ぐらいまで思ってなくて。

甲斐:そうなんだ。

大久保:それこそ、うちの相方の光浦さんに「お笑いサークル入る?」とか誘われて、今の事務所の「オーディション行ってみる?」みたいな感じで、「あーいいよ」って。本当、他力本願っちゃ他力本願なんだけど、人の力を借りて今に至るから、根強く“こうしたい”って思ったところで、なれない人もいっぱいいるし、思わなかったとしても、ちょっと周りの人達の背中を押す力とかさ……分かんないよね、何があるかね。

甲斐:“運”って言って片付けちゃうとあれですけど、何かやっぱりありますよね、そういうきっかけとかって。多分周りが、なにか“お店を開きたい”とか“転職する”とか言っているから、自分を比較しちゃうだけで、結構自分のこと信じて良いと思います。

大久保:あ、ちょっとおばさん今ギュンギュンときましたよ! 自分のことを信じて良いの。とかく人と比較しちゃうのよ。

甲斐:そうなんですよね、“このままで良いのかな、自分は”っていう。

大久保:そうそうそう、周りは何か成長してるんじゃないか。周りも言っているだけでね、私思うけど2年後も動かないかもよ?

甲斐:そうですね。

大久保:無責任に言うのはもちろん大事だし全然良いけど、今ある仕事を普通に真面目に楽しく出来るって(ひとつの)才能だから。今そこまで不満がないなら、そのままで全然良いと思います。

甲斐:素晴らしいと思います。

大久保:そう、“自分にちゃんと自信を持つ”っていい言葉。きたわ、ギュンと。

甲斐翔真さんは、1月20日(月)より公演がスタートする舞台「デスノート THE MUSICAL』に、夜神 月(やがみ ライト)役(ダブルキャスト)で出演されます。さらに、1月24日(金)より公開の映画「シグナル100」西園寺聖也役で出演。詳しくは公式サイトからご確認ください。

(TOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」放送より)