嵐・二宮も交際5年で…高ステータス男性の婚活は難航する

嵐・二宮も交際5年で…高ステータス男性の婚活は難航する

【婚活分析2万人 異色カップルのからくり】

 嵐の二宮和也が昨年11月、元フリーアナウンサーAさんとの結婚を発表した。2人は番組で知り合い、2014年から5年間交際。周囲の目もあり、堂々とデートもできない上、AさんのSNS投稿がファンによって度々炎上するなどゴールインまでの道のりは険しかった。

 二宮さんはトップアイドルで、休みもほとんどない多忙なスケジュールに加えて、ドラマや映画、CMなどのスポンサー、そしてファンの人たちに支えられています。つまり、仕事を優先しなければなりません。

 一方で、付き合い始めたころのAさんは33歳。婚活では周りも結婚、出産が増え、将来のことを意識するころです。あと何年待てばいいのかと、焦りや不安が出る人も多いのです。しかし、3歳年上の彼女は、二宮さんの職業、生き方を尊重して待つことができたからこそ、ゴールインできました。結婚相談所でも同様のことが起こります。

 当相談所(PA)の会員にアイドルはいませんが、同じランクで考えられるのが経営者や役員です。多忙で自分自身の仕事を優先しなければならず、立場もある。もちろん、お金はありますし、結婚相談所でも引く手あまたですが、意外と成婚には難航します。結婚相手への理想像を明確に持つ人が多いため、いざ結婚となると仕事が忙しく、気持ちに余裕もなくなり、“本当にこの女性でいいのだろうか”と決断に時間がかかってしまうことがあるのです。

 今回は、49歳バツイチの経営者のケースを紹介します。24時間体制で仕事をしているため、活動中はお見合いの日程調整に苦戦することも。自分のタイミングを優先しなければならず、担当との面談も2回と少なく、メインはメールでのやりとりに。「できれば子どもが欲しい」という希望もあり、若い女性を探していたこともマッチングが難航した要因でした。そこで、40歳前後まで年齢を上げて、彼の都合に合わせられる職業の女性を提案しました。

 条件に合ったのが39歳の事務職の女性。初婚で包容力のあるタイプで、彼のタイミングでしかデートができなくても、いつも待っていてくれました。順調に交際が進み、そろそろ成婚かという時「決断にもう少し時間が欲しい」と言い始めた彼をおおらかな気持ちでさらに1カ月待つことに。「一緒にいられるだけでいい。彼が覚悟できるまで待ちます」という彼女の器の大きさと愛情の深さも彼の決断を促し、無事に成婚となりました。

(大道枝里/成婚コンシェルジュ)