長谷川博己「麒麟がくる」川口春奈の好演称える「帰蝶にシンクロ」

　俳優の長谷川博己（42）が主演するNHK大河ドラマ「麒麟がくる」（19日スタート、総合、日曜後8・00）の初回完成試写会が16日、東京・渋谷の同局で行われ、当初予定より2週間、放送開始が遅れていた大作が放送わずか3日前にようやく報道陣にお披露目された。

【写真】「麒麟がくる」に帰蝶（濃姫）役でレギュラー出演する川口春奈

　同作は今年6月にクランクインし、既に10話を撮り終えていたが、濃姫役で出演予定だった沢尻エリカ被告（33）が麻薬取締法違反罪で逮捕され、昨年11月21日に沢尻被告の降板を発表。女優の川口春奈（24）を代役として同12月から取り直しを始めたが、間に合わず、当初の予定だった5日スタートから2週間遅らせ、19日スタートとなっていた。

　放送日が2週間遅れていたこともあり、例年は前年12月中には行われている報道陣向けの試写会も放送ギリギリ。主演の長谷川は「いろいろありまして、ようやく皆さんの前にお届けできまして、ひとまず安どしております。それぞれの役割をスタッフ、キャスト、最大限に生かして、これから1年間やっていきたい」とコメントした。

　沢尻被告の代役で出演する川口について「彼女はすごくストレートにお芝居をしてくださいまして…。結構、もちろん持ち前の魅力で姫っぽさもあって、くったくない。たまに意表を突かれる。そういうお芝居をされる。まだそこまで撮っているわけではなく、いろいろなものが生まれると思う。帰蝶にシンクロして見えてくる」と好演を称えた。