【ポケモン剣盾】新ポケモン含む追加DLコンテンツは、かなり「前のめり」な試み?

引用元:マグミクス
【ポケモン剣盾】新ポケモン含む追加DLコンテンツは、かなり「前のめり」な試み?

 2020年1月9日(木)深夜、特設チャンネルで放送された「Pokemon Direct 2020.1.9」で、ポケモンに関する新しい情報が3つ発表されSNSで大きな話題を呼んでいます。

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 ひとつはニンテンドーSwitch用ソフト『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』が3月6日(金)より発売されること、そしてもうひとつは『ポケットモンスターソード・シールド』(以下:ポケモン剣盾)に、過去作などからもポケモンを連れてくることができるクラウドサービス「Pokemon HOME」が2月に提供開始されるという内容です。

 しかし、何より世間の話題を独占したニュースは、『ポケモン剣盾』に有料追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として、「エキスパンションパス」が販売開始したことでしょう。

 発表では、「エキスパンションパス」を購入することで『ポケモン剣盾』の世界がさらに広がるとしています。2020年6月までに実装が予定されている第1弾DLC「鎧の孤島」は、”成長”をテーマにした新たな追加ストーリーです。主人公は新たなフィールド「ヨロイじま」での修行を通し、ポケモントレーナーとして更なる高みを目指します。

 そして今秋には、テーマを”探究”においた第2弾DLC「冠の雪原」も実装予定。「カンムリせつげん」と呼ばれる新たなフィールドにおいて、主人公は伝説のポケモンの調査依頼を受け、探検隊の隊長として秘密を解き明かしていく使命を授かります。

 今回の発表ではDLCを通して新ポケモンが加わると同時に、ポケモン剣盾発売前に「リストラ」と嘆かれていたポケモンたちのうち約200種類以上が『ポケモン剣盾』に登場するという点に関心が集まっているようです。

 もちろん、過去作に登場した全てのポケモンが帰ってくるわけではありませんが、今回の発表で多くのファンが歓喜したことは言うまでもありません。新コスチュームや新トレーナーにも注目が集まっており、2020年もポケモンの快進撃はまだまだ続きそうです。

 これまでのポケモンシリーズでは、例えば1世代前の『ポケットモンスター サン・ムーン』発売の約1年後に『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」が発売、『ポケットモンスター金・銀』の発売から約1年遅れで『クリスタル』が発表……というように、新作発表からある程度の期間を置いて、新ポケモンを加えた別バージョンが出るケースが多かったのですが、今回は発売から早いタイミングで追加要素の発表が行われ、しかも初のDLCとして提供されるという点が、ファンにとって斬新に感じられたことでしょう。

 ユーザーの間に広がる「ポケモンリストラ」不満にも対応し、さらに同じタイミングで新作映画『劇場版ポケットモンスター ココ』(2020年7月公開予定)の情報解禁を行うなど、飽きられないうちに燃料を投下。ポケモンをめぐっては、ファンに向けた「前のめり」な試みが行われていると受け止めることができるでしょう。

 なお、新たに実装されるポケモンについては、「エキスパンション・パス」を購入せずとも、無料アップデートをすることで「通信交換」による入手が可能になるともアナウンスされています。

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