大沢たかおと松嶋菜々子の“夫婦”のやりとりに賀来賢人タジタジ?

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
大沢たかおと松嶋菜々子の“夫婦”のやりとりに賀来賢人タジタジ?

 映画『AI崩壊』ジャパンプレミアが14日、都内にて行われ、主演の大沢たかお、共演の賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和と入江悠監督ら豪華な顔ぶれが勢ぞろいした。

「全員が心を込めて作った作品」と胸を張った大沢。その大沢と5度の共演を経て今回、初の夫婦役を演じた松嶋が「大沢さんとは何年かおきにご一緒させていただくので、いつも“久しぶり~”という感じ。今回もすんなり入らせていただいた」と振り返ると、大沢は「夫婦や家族という関係性が本作の根底に流れているので、2人でやってきたことの集大成がこの夫婦関係に生かされればいいなと、現場で松嶋さんに“ここのシーンは大事だから…”と話したんですが“そんなの分かってるわよ”くらいのリアクションで返されまして。僕にとっては興奮して、前日から眠れないくらい大事なシーンだったんですが…。それを見て賀来くんが逃げて行きました」と、気心が知れた間柄ならではのやりとりを明かし、会場も大笑い。「この豪華な2人がやり取りしているなか僕はどうしたらいいのかと…」と戸惑う賀来に、松嶋は軽やかに笑って「大したやり取りじゃなかったですよ(笑)」。

 そんな真剣な大沢に「ほれた」と言うのが刑事役の三浦友和。三浦は「出演している皆さんがすばらしいんですが特に、大沢たかおという俳優をじっと見つめてほしい。僕は試写を見てファンになりました。頭から最後までじっと見ていると…ほれますよ!」。そんな先輩からの絶賛に大沢は「もうちょっと前からファンになっていただきたかった」と苦笑しつつもうれしそうな笑顔。

 トーク終盤には、イベント冒頭で主題歌「僕らを待つ場所」を熱唱したAIも登壇。大沢と松嶋の絶賛に「今の(言葉)を録音して世界中に聞いてもらいたいです」と感激していた。

 最後に大沢は「本当に挑戦している作品。僕ら映画人はネットやテレビと生き残りをかけて戦っていて、本気で戦わないと自分も消えると思っています。世界を見れば、アメリカやアジアに比べて日本映画がちょっと負けそうな、しんどい時期だと思う。まだまだ日本映画も捨てたものじゃないと思うものを作りたい、と思い、そこに賛同してくれたキャストやスタッフが集まってできた映画です」と本作への熱い思いを語った。

 2030年。少子高齢化で崩壊寸前となった日本のライフラインを管理していたAI「のぞみ」が突如、暴走。犯行の容疑をかけられ逃亡しながら真実を追う天才開発者と、彼を追い詰めるサイバー犯罪対策課の攻防をサスペンスフルに描く。

 映画『AI崩壊』は2020年1月31日より全国公開。