大沢たかお、5度共演の松嶋菜々子と初夫婦役で以心伝心 「集大成」撮影で前日眠れず

引用元:オリコン
大沢たかお、5度共演の松嶋菜々子と初夫婦役で以心伝心 「集大成」撮影で前日眠れず

 俳優の大沢たかお、女優の松嶋菜々子が14日、都内で行なわれた映画『AI崩壊』(31日公開)のジャパンプレミアに参加。5度目の共演で初の夫婦役だったが、以心伝心だったことを明かした。

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 松嶋は「何年かおきぐらいにご一緒させていただく。『久しぶり』と言いながら、お話させていただいて、すんなりと入れた」と大沢に感謝。「夫婦役でシーン数が少ないので、形が出来上がってるところからの表現になってくる」と難度の高い役と説明しながらも「本来、難しいものですけど、何度かご一緒させていただいているので気心が知れているというか、いい緊張感を保ったまま、楽しむことができました」と関係値を役に反映させた。

 一方の大沢も「自分でもわからないぐらい、ずっと長いことお仕事をさせてもらっている」と松嶋について語る。本作には根底に夫婦の関係が流れていることから「2人でやってきたことの集大成が、この夫婦関係に出せればいいなと思っていた」と撮影に込めた思いを明かし、「これ、すごい大事なシーンだから」と松嶋に前もって話したという。ただ、そのときのリアクションについて大沢は「『そんなのわかってるわよ』ぐらいで返された」と暴露しながらも「それぐらい気合の入った2人の関係。日数も、そんなになくて、前の日から興奮して緊張で寝れないぐらいのシーンだった」としみじみと口にした。

 2人でイメージをすり合わせたのか問われると、大沢は「僕だけ勝手にすり寄っているだけです。それを賀来(賢人)くんが見て、どっかに逃げて行っちゃった」と笑う。思わぬタイミングで話題を振られた賀来は「豪華な2人のやり取りで、僕、どうしたらいいですか?という状況だった」と苦笑いを浮かべ、松嶋は「大したやり取りじゃないんですよ」と応じていた。

 本作の舞台は、人工知能(AI)が医療・金融・交通・セキュリティーなど、国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっている2030年の日本。そんなある日、浩介が開発したAIが暴走、年齢、年収、家族構成、犯罪歴など個人データを掌握したAIが人間の生きる価値を選別して殺りくを始めていく――。

 大沢は主人公でAI開発者の桐生浩介、賀来は桐生の義理の弟でAIを管理する会社の代表・西村悟を演じる。岩田剛典は、桐生を追い詰める捜査官・桜庭、さらに独自の捜査で桐生を追う刑事コンビを三浦友和と広瀬アリスが担当する。

 イベントには岩田、広瀬、三浦、芦名星、玉城ティナ、入江悠監督、主題歌を担当するAIも参加した。