ゲーマー、発作を起こした友人を13000km離れたところから救う

引用元:IGN JAPAN
ゲーマー、発作を起こした友人を13000km離れたところから救う

今月上旬、アメリカの20歳のゲーマーが約13000km(5000マイル)離れた場所から友人の命を救った、とBBCが報じた。
1月2日、ノースウェスト・イングランドに住むAidan Jackson(17歳)は、テキサスの友人、Dia Lathora(20歳)とオンランゲームをしていた。そのとき、Jacksonが急に発作を起こした。
「ヘッドセットをつけ直したら、これは絶対に発作だと思う声が聞こえてた。それで、もちろん心配になって、どうしたの?、だいじょうぶ?って聞いたんだ」とLathoraはLiverpool Echoで話している。「返事がなかったから、急いでEUの緊急通報用電話番号を調べたけど、うまくいかなくて、オペレーターと直接話せる緊急用じゃないほうでうまくいくことをただ願うしかなかった。ありえないくらいのスピードで電話のボタンを押した」

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LathoraはJacksonの住所は知っていたものの、2人は直接会ったことはなかったとBBCは伝えている。午後9時40分、到着した警察にJacksonの両親は驚いた。Jacksonの発作が始まってから約40分後のことだった。Jacksonの両親は警察に、家のものは誰も電話をしていないと言ったが、アメリカから電話があったと警察から説明を受けて、Jacksonの母親が息子の様子を確認しに2階に上がったところ、Jacksonは「極度に錯乱した状態」になっていたという。
BBCによると、Aidan Jacksonは2019年の5月にも発作を起こしたことがあり、現在は、治療のために地元のホームドクターを新たに受診する予定になっているという。
Jacksonの両親はLathoraの迅速な行動に感謝の意を表している。
「Diaの行動には言葉では言い表わせないほど感謝しています。私たちは1階にいたのに、異変にまったく気づけなかったというのはショックでした」とJacksonの母親はBBCに話している。「Diaはうちの住所は知っていましたが、電話番号は知らなかったんです。だから、あんなに遠くからどうにかして助けてくれたことには本当に驚いています。私たちはDiaと話して、お礼を言いました。彼女は助けることができて嬉しいと言っていました。Aidanはずいぶんよくなって、病院で診てもらえればだいじょうぶだと思います。よくなっていますよ」 Petey Oneto