インテリアとして存在する北欧の雑貨のパッケージデザイン

引用元:ニッポン放送
インテリアとして存在する北欧の雑貨のパッケージデザイン

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、立体造形家・雑貨コレクター・森井ユカが出演。日本とは異なる美意識を持つ、外国の雑貨について語った。 インテリアとして存在する北欧の雑貨のパッケージデザイン ダイヤモンド・ビッグ社『旅と雑貨とデザインと』著:森井ユカ(※画像はAmazonより) 森井)そうですね。ものをつくるというアウトプットをし続けると、インプットしたくなります。私は新しい刺激を得るために、海外のスーパーマーケットや郵便局などに行きます。文化が違うので、サイズや硬さ、パッケージのデザインまで、すべて違います。そこから地域の生活や美意識を見ることが、私の仕事には刺激になります。

黒木)きょうはどんなものを持って来ていただいたのですか?

森井)スーパーマーケットだけでも、これまで20ヵ国ほど見て回りました。北欧のスーパーマーケットで売っている雑貨や、食品のパッケージデザインの哲学が、アジアと全然違います。これはスウェーデンのペットフードです。

黒木)ペットフードの缶ですね。

森井)これは麦ミルクなのですが、どれもインテリアの一部としてデザインされています。スーパーマーケットのなかで「買ってください」というようなデザインではなく、買って来て自宅のリビングやキッチンに置いたときに、インテリアとして美しいというものが多いですね。

黒木)可愛らしいですものね。捨てられなくなってしまいそう。

森井)それが困ります。

黒木)アジアのものもありますね。またまた北欧と全然違うのですね。これは普通にスーパーマーケットへ行って、買って写真を撮られるのですか?

森井)各地にコーディネーターさんがいらっしゃって、一緒にスーパーを回ります。使い道がわからない場合もあるので、必要なときは説明していただきます。さらにスーパーの方にインタビューを申し込んでお話を伺ったり、写真を撮らせていただいたり、立体的な編集をしています。

黒木)いま、アメリカの文房具という写真を見ているのですが、買いたくなりますね。

森井)アメリカはアメリカで、子ども心をそのまま反映されている感じです。

黒木)つい、重たいノートなんかをいっぱい買ってしまうのですよね。

森井)ノートは使わなくても買ってしまいますよね。

黒木)次に何か、こういうものをやって行こうという計画はありますか?

森井)1~2年に1度、個展を開いています。

黒木)その個展を開くのが1月21日からということです。どういったものが見られるのですか?

森井)日本や世界の昔話、おとぎ話をモチーフにした人物や動物を、たくさんつくりたいなと思っています。

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