森山直太朗「関西弁は難しい…」音階の難しさを語る

引用元:TOKYO FM+
森山直太朗「関西弁は難しい…」音階の難しさを語る

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。2019年12月31日(火)の放送は、シンガーソングライターの森山直太朗さんが登場。ドキュメンタリー映画や、新しいジャンルにおける活動について話してくれました。坂本:お気に入りの本や映画は?

森山:つい最近観た映画は、森達也監督の「i-新聞記者ドキュメント-」というドキュメンタリー映画です。ドキュメントが好きなんですが、すごく面白かったです。

坂本:どのような内容なんでしょうか?

森山:ある女性記者を通して、社会や世界を森達也さんの審美眼で見つめています。ドキュメントや政治が絡んでくるので、シリアスだったりストイックな部分はもちろんあるけど、人間の性(さが)や、人間関係のしじまにある“おかしみ”みたいなものもちゃんと撮れていて、失礼ながら大爆笑しちゃうという……ぜひぜひ、みなさんチェックをしてみてください。

坂本:(ドキュメンタリーが好きだから)自分がドキュメンタリー映画になった(2019年12月13日(金)に「森山直太朗 人間の森をぬけて」が公開)というのは、かなり嬉しい?

森山:基本は恥ずかしいけど。それを上回るような“嬉しみ”みたいなのはありますよね。ドキュメントは真実を描くものだから、ウソは映らないんですよ。番場秀一監督の目に映った真実というのは、こういうことなんだなと思いました。

坂本:1月18日(土)から、NHKドラマ「心の傷を癒すということ」、3月30日(月)からは、NHK連続テレビ小説「エール」に出演されます。演じることについてはどうですか?

森山:楽しいです。(楽曲の共作者で、ツアー「人間の森」の演出も担当する)御徒町凧とやっていることだったり、事務所と組んで(地方に)ツアーに行ったりというのは、自分たちで神輿を作って、自分たちで担いで、その上に乗ってワッショイワッショイみたいな。だけど、(演じるのは)他のお祭りに参加をするような感じだから、やっぱり面白いですよね。

自分の軸にあるのは舞台表現だし、音楽のツアーやコンサートだと思っています。ですが、どんどんブラッシュアップをしたり、いろいろな表現に携わることで、月並みですが、すごくフィードバックが多いので、率先してトライしてみたいなと思っています。

坂本:(「心の傷を癒すということ」で話していた)関西弁はどうでしたか?

森山:あれは難しいですね。我々は音で覚えるじゃないですか。音階があるんですよ。(ここで関西弁の発音を披露する森山さん)かなわ、かなわんわ、かなわんわ……もう今、迷路にハマった。

坂本:(笑)。音階って言われるとそうだね。

森山:だけど、そういうのも新鮮というか、自分の思考回路や表現の“癖”って、どんどん固まっていくから、そこのシナプスを刺激されている感じで、すごく楽しいです。

森山さんが主演するドキュメンタリー映画「森山直太朗 人間の森をぬけて」は現在全国で公開中です。また、ファンクラブツアー「十度目の正直」を1月30日(木)より開催。詳しい情報は公式Webサイトをご覧ください。

(TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」2019年12月31日(火)放送より)