「闇営業」のロンブー亮が活動再開、今月中にもコンビでライブ

引用元:スポーツ報知

 「闇営業」問題で昨年6月から活動を休止していたお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(48)が芸能活動を再開したと10日、吉本興業が発表した。亮は相方の田村淳(46)が設立した芸能事務所「LONDONBOOTS」の所属タレントとして吉本と専属エージェント契約を結ぶ。淳もツイッターで「再びコンビとして活動していきたいと思います」とコメント。今月中にもコンビのライブで復帰するとみられる。

 闇営業で反社会的勢力の会合に出席しギャラを受け取っていたとして昨年6月24日に謹慎して以降、活動を休止していた亮が再スタートを切る。

 亮は雨上がり決死隊・宮迫博之(49)と吉本を通さずに謝罪会見を敢行し、契約解除を通告されていた。その後、処分は撤回されたが、亮が「適応障害」と診断されるなど体調が優れないため、話し合いは進まず。昨年8月19日には亮と宮迫以外の謹慎芸人が復帰していた。

 相方の淳が吉本との間を取り持った。淳は昨年12月に株式会社「LONDONBOOTS」を設立し社長に就任。亮を社員としていた。これも亮を復帰させるための手段。吉本と話し合いを重ね、亮を「LONDONBOOTS」の所属タレントとして、吉本と専属エージェント契約を結ぶことで合意。近日中に正式契約を結ぶことになった。

 吉本はこの日「弊社はエージェント業務を通じて今後の田村亮の芸能活動をサポートしてまいります」と発表。淳も自身のツイッターで「私もコンビの相方として、田村亮を近くで厳しく見守ってきましたが、しっかりと反省し、その反省を芸能活動に活(い)かしたいという、田村亮の強い意志を感じましたので、再びコンビとして活動していきたいと思います」とつづった。

 今後、具体的な復帰プランを検討していくが、他の謹慎芸人と同様に舞台での復帰が濃厚。今月中にロンブーとして都内でお笑いライブを開催し、復帰するプランで最終調整に入っている。

 一方、ロンブーのレギュラー番組「ロンドンハーツ」(火曜・後11時15分)を放送するテレビ朝日では「現在のところ、出演は予定しておりません」とコメント。亮が司会を務めていたNHKBS1「ラン×スマ」(水曜・後9時)について同局では3月までは亮不在で出演者を確定しており、4月以降についても「現段階でお話しできることはありません」としている。

 【騒動の経過】

 ▼19年6月4日 闇営業を仲介した「カラテカ」入江慎也が吉本から契約解除処分。

 ▼同7日 フライデーが宮迫、亮ら11人の闇営業を報道。宮迫はツイッターで金銭授受を否定。

 ▼同24日 金銭授受を公表し、吉本が11人の謹慎処分を発表。

 ▼7月13日 吉本がタレントが受け取った報酬額を公表。宮迫は100万円、亮は50万円、ほかのタレントは10万円以下。

 ▼同19日 吉本が宮迫との契約解消を発表。

 ▼同20日 2人が吉本を通さず謝罪会見。

 ▼同22日 吉本・岡本社長が会見し、宮迫、亮の契約解除処分の撤回を明言。

 ▼8月19日 吉本が宮迫、亮をのぞく芸人の復帰を決定。

淳設立の事務所タレントとして吉本と契約 報知新聞社