岩井俊二監督が原作・脚本・編集も手がけた最新作『ラストレター』のレッドカーペットイベント&舞台挨拶が1月9日(木)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、松たか子、広瀬すず、森七菜、神木隆之介、福山雅治が出席した。
【写真】『ラストレター』レッドカーペットイベント&舞台挨拶の様子
予想外の寒さに福山雅治「こんな寒い思いをするとは」
『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『花とアリス』など、数々の名作を世に送り出してきた岩井監督が、20年以上ものキャリアの中で、初めて出身地である宮城を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描いたオリジナルストーリー。2018年7月から岩井監督の故郷である宮城県での撮影が行われた。劇場前の大階段に敷かれたレッドカーペットに登場した福山さんは「1年ほど前、暑い暑い仙台で撮ったんですけど、お披露目でこんな寒い思いをするとは」と、予想外の寒さに苦笑い。それでも「やっとやっと皆さんに見ていただけること、とてもうれしく思います」と映画のお披露目に喜びの声。舞台挨拶では、ストーリーにちなんで「もし時間を戻せるなら?」と質問され、「老眼になる前ですね。ずっと憧れていた腕時計を最近買ったが、文字盤の数字が小さくて見えないんですよ」と照れ笑いを見せていた。
神木隆之介、“大先輩のましゃ兄”の高校時代を好演「髪型もいろいろ調べました」
熱烈オファーを受けて、岩井作品に初めて出演した福山さんは「最上の言葉でオファーをいただき、本当にうれしかった」とふりかえり、「もともと岩井さんの作品は見ていましたし、どう撮っているかのすごく興味があったので。しかも(岩井監督の)ふるさと仙台でしょ。得難い体験で、うれしい毎日だった」と話していた。一方、神木さんは福山さん扮する小説家の高校時代を演じており「プレッシャーでしたよ。大先輩のましゃ兄ですから、どうしようどうしようって」と回想。それでも、「現場でましゃ兄の画像を検索して、メイクでほくろを足したんです。それに髪型もいろいろ調べました」と役作りのため、徹底リサーチしたのだとか。福山さんが「とても似ているし、神木くんの演技のたまもの」と太鼓判を押すと、神木さんは「おこがましい! めっちゃうれしいです」と大喜びだった。
『ラストレター』は2020年1月17日(金)より全国東宝系にて公開。
神木隆之介「ましゃ兄の画像を検索」役作りで福山雅治を徹底リサーチ
引用元:cinemacafe.net