ナウシカ、ラピュタ、紅の豚…フード理論に基づく「ジブリ飯」の考察

引用元:TOKYO FM+
ナウシカ、ラピュタ、紅の豚…フード理論に基づく「ジブリ飯」の考察

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週木曜日は、文筆家の古谷経衡さんとお届け。1月9日(木)の放送では、さまざまな名作を世に送り出すアニメ制作会社・スタジオジブリについてトークしました。

「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」など……誰もが1度は涙したであろう作品の数々。この日は私たちの心に残るジブリ作品について、2人が大いに語り合いました。

2022年秋に愛知県にジブリパークがオープン予定、アメリカの「HBO Max」との独占配信契約で今年の春から初めてのストリーミングサービス開始など、いつも話題は尽きないジブリ。たかみなは最も好きな作品に「千と千尋の神隠し」を挙げ、古谷さんは「『平成狸合戦ぽんぽこ』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『紅の豚』も……どれも好き」と選びきれない様子でした。

また、食べ物とジブリ作品の関係は深く、作中に登場する「ジブリ飯」の話題も。古谷さんによると「ジブリ作品では“仲間”としか一緒に食事をしない」とのこと。演出上、心を許していない相手とは「同じ釜の飯は食わない」のだとか。「『フード理論』と言います。もう1度観てみると発見がありますよ」と説明します。

また、リスナーからは「好きなジブリ作品」についての数多くのメッセージが、番組に届きました。

「年代で見方の変わる『紅の豚』が好き。劇中歌も大人向けでとても美しい」
「4歳くらいのころ、テレビで放映された『となりのトトロ』をビデオに録画し、繰り返し観ていました」
「あんな青春時代を過ごせなかった反動からか、『耳をすませば』が大好き。現実的な舞台設定も親近感を覚えます」
「大学時代に劇場で観た『風の谷のナウシカ』。何も知らない知人を連れて行ったら『こんな映画だと思わなかった』とボロボロ泣いていたのが印象的でした。当時のアニメ映画としては異色な作品」など……。

メッセージの多さにたかみなは「改めてジブリ作品の偉大さを感じました」と感嘆の声を上げていました。

(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年1月9日(木)放送より)