大鶴義丹“都知事”役で28年ぶり月9出演「時代も変わり企画も変わった」

引用元:オリコン

 俳優の大鶴義丹が、9日放送のフジテレビ系“月9”『シャーロック』第10話ゲストとして、1991年10月期の『逢いたい時にあなたはいない・・・』以来28年ぶりに“月9”枠に出演することが決定。大鶴が演じるのは、東京都知事・鵜飼昇平(うかい・しょうへい)役。2013年放送の同局連ドラ『家族ゲーム』で不登校の中学生・沼田茂之を好演した俳優の浦上晟周と親子役を演じる。

【写真】大鶴義丹の息子役として浦上晟周も登場

 犯罪捜査専門コンサルタントの誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と、元精神科医の若宮潤一(岩田剛典)がバディを組んで数々の難事件を解決していくミステリーエンターテインメント。これまで“令和の東京”を舞台にしてきたこの物語も佳境に入り、いよいよ“都知事”が関わる誘拐事件に誉獅子と若宮が挑むことになる。

 鵜飼は週刊誌で女性との不倫疑惑を報じられ、最近ではめっきり支持率が落ちている。3ヶ月後の都知事選も再選できるか微妙だ。しまいには25年前の不倫騒動まで持ち出されている始末。そんな矢先、浦上演じる息子の椋介(りょうすけ)が何者かに誘拐され、1億円が要求されることに…。

 椋介は、名門私立高校のバスケットボール部に所属する2年生。成績優秀、部内では比較的低めの身長を活かしポイントガードとして活躍し、キャプテンも務める将来有望な選手だ。しかし、ある日突然何者かに誘拐され姿を消してしまう。そして、聞き込みのために高校を訪れた獅子雄たちは、バスケットボール部のコーチ・灰田聡(増田修一朗)の椋介への指導が行き過ぎていたのでは?と疑念を抱く。

 オファーを受け大鶴は「月9は大学生役で、連ドラデビューでした。そして政治家の役をいただくような年齢になったと、感慨深く。また、月9も、時代も変わり企画も変わったんだな、と思いました」としみじみ。今作について「シャーロックホームズ像は、時代、国、それぞれで、この2019年らしいと思います」と感心する。
 
 一方、物語の鍵を握る椋介役の浦上は「初回から楽しみに見させていただいていた作品だったので、うれしかったです。(台本は)出てくる人それぞれに思いがあって、緊張感と苦味を感じながら、読んでいてワクワクしました」とクランクインを心待ちに。ディーン演じる“シャーロック”については「奇抜ですが、クールで芯があってブレない所がすごく好きです。椋介にも獅子雄さんのキャラクターと通ずるものがあり、それは大切にしました」とこだわりを持って演じたことを振り返った。