大鶴義丹、「シャーロック」で28年ぶり月9出演へ「感慨深い」

引用元:スポーツ報知

 俳優の大鶴義丹(51)が、9日放送のフジテレビ系月9ドラマ「シャーロック」(月曜・後9時)第10話にゲスト出演することになった。「月9」出演は1991年10月期の「逢いたい時にあなたはいない…」以来28年ぶりとなる大鶴は、都知事役で俳優の浦上晟周(20)と親子を演じる。

 同ドラマは世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」を原作に、現代の東京を舞台にアレンジしたもの。主演のディーン・フジオカ(39)が犯罪捜査専門コンサルタントの誉獅子雄役で、岩田剛典(30)演じる精神科医・若宮潤一とコンビで難事件を解決していく。

 大鶴が演じるのは、東京都知事・鵜飼昇平。鵜飼は週刊誌で女性との不倫疑惑を報じられ、最近ではめっきり支持率が落ちている。3か月後の都知事選も再選できるか微妙で、しまいには25年前の不倫騒動まで持ち出されている始末。そんな矢先、浦上晟周(20)演じる名門私立高校に通う息子・椋介が何者かに誘拐され、1億円が要求される。

 大鶴は「逢いたい時に―」に出演した時は大学生役で、しかも連ドラデビューだったと振り返り、「政治家の役をいただくような年齢になったと、感慨深い」と月日の流れ感じつつ、「政治家役を演じるのは、芝居的な付け焼き刃では足りない、人間力を見せる必要があるから難しいと感じます。ミリ単位の芝居を要求する、若い次世代のドラマ監督の手腕を、楽しんでいます」と撮影の様子を明かした。

 ◆第10話あらすじ

 捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介)が獅子雄に、いつも以上に頭を下げて事件解明を頼み込んでいる。若宮が誘拐事件では獅子雄への依頼は無理だと言うと、江藤は誘拐されたのが鵜飼都知事(大鶴)の息子だと明かす。鵜飼のもとには息子を預ったという脅迫メールが届いていた。江藤が必死になるのも無理はない。

 さらに江藤が頼んでいると、獅子雄が珍しく報酬を取ると明言して引き受けた。不思議に思う若宮。すると、獅子雄は世話になったので少しは若宮に金を払っておかないと…と、意味深な言葉を告げる。獅子雄は若宮と江藤、巡査部長の木暮クミコ(山田真歩)と鵜飼の息子・椋介(浦上)が通う高校の寮へと向かう。迎えたのは、鵜飼の第二秘書・津崎洋平(松島庄汰)だった。

 津崎の案内で、獅子雄たちは椋介の部屋へ。そこには、同部屋で椋介と同じバスケットボール部の竹内(佐久間悠)がいた。竹内は昨夜11時ごろまで椋介は部屋にいたが、その後は自分も寝てしまい分からないと証言している。その後に椋介がいなくなったのだが、竹内は室内で誰かと争うような物音は聞いていないと言う。江藤と若宮は、椋介と犯人が知り合いか、椋介自身が自ら出て行ったと推測。だが、獅子雄は裏口には誰も通った形跡がないことを確認していた。事務室で正門の防犯カメラを確認すると、椋介が出て行く姿が映っていた。次に獅子雄たちはバスケットボール部のコーチ、灰田聡(増田修一朗)に話を聞きに行く。生徒への指導を見ていた若宮は、灰田に関してある疑念を抱く…。

報知新聞社