22年大河「鎌倉殿の13人」脚本・三谷幸喜氏 視聴率&不祥事に言及

22年大河「鎌倉殿の13人」脚本・三谷幸喜氏 視聴率&不祥事に言及

 NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権、北条義時を主人公とした「鎌倉殿の13人」、脚本はヒットメーカー・三谷幸喜氏(58)、主演は小栗旬(37)に決まったと発表した。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3回目の大河脚本。小栗は大河初主演となる。

【写真】小栗旬が撮影した愛娘の手

 登壇した三谷氏は、昨年の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」が期間平均(全47話)8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大河史上初の1桁、「平清盛」(12年)と「花燃ゆ」(15年)の12・0%を下回る歴代ワーストとなったことに「最低視聴率は更新しないというのが目標。正直なところをいうと、数字にはこだわっていないです。面白いものを作ることが僕らの使命。それがどのくらいの人が見てくれるかは二の次。でも、大勢の人に見てもらいたい。誰も見なかったら存在しないのと同じ。少しでも多くの人に見てもらいたい。気持ちとしては最高視聴率を更新したい」と言及。

 今後のキャストについては「歴史上の人物も、俳優さんも大好き。大好きな人たちを一番いい形で描きたい。これ以上ないというキャストで発表していけるといいなと思う」とした上で、「いだてん」でピエール瀧、「麒麟がくる」で沢尻エリカが逮捕されたことに触れ「俳優の方々に言いたい。俺、ヤバいという人がいたら、ぜひ断ってください。なんで受けるんだ!と。切にお願いしたい」と笑わせた。