サカナクション山口一郎&田中裕介 映像ディレクターの仕事とは

引用元:TOKYO FM+
サカナクション山口一郎&田中裕介 映像ディレクターの仕事とは

サカナクションの山口一郎が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。映像ディレクターの田中裕介さんをゲストに迎え、サカナクションのミュージックビデオについてその制作過程を語り合いました。
(TOKYO FM「サカナLOCKS!」1月3日(金)放送分)山口:今回は、サカナクションの数々のミュージックビデオの監督をつとめます、映像ディレクターの田中裕介監督を迎えてお届けしていきたいと思います。将来、ミュージックビデオ(MV)や映像に関わる仕事をしたいと思っている人は、たくさんいるんじゃないかと思う。貴重なお話が聞けると思いますよ。田中裕介監督、よろしくお願いします。

田中:明けましておめでとうございます。田中裕介です。よろしくお願いします。

山口:僕らサカナクションと、監督の出会いは?

田中:最初にご一緒したのが、「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」という曲のMVですね。

山口:あれが2011年だから……もう9年来の付き合いということですね。そこから、「夜の踊り子」、「さよならはエモーション」、「新宝島」、「多分、風。」、そして最新作の「忘れられないの」と……最新作って言っても、もう半年くらい前になっちゃうんですけどね(笑)。SCHOOL OF LOCK! 的には、PerfumeのMVも手がけていらっしゃって。

田中:はい。よくやらせてもらっています。

山口:その他にも、みんなが見たことがあるだろうCMの映像とかも……むしろ、CM映像のほうがメインなんですよね。

田中:数で言うとそうですね。メインだと思います。

山口:映像ディレクターをやりたいって思っている人たちに、この仕事はどういうものなのかを簡潔に言うとどういう感じですか?

田中:簡潔に言うと……“監督”なんですよ、分かりやすく言うと。映画の場合は、映画監督っていう肩書きがバーンとあると思うんですけど、それ以外になると、CMやMVやライブの映像などいろいろやるから、一旦それは「映像ディレクター」っていう風に括っているわけです。だから、ビデオアートでも映画でもない映像は全部やっている……みたいなのが映像ディレクター。その中でCMが多いとかMVが多いとかは、監督ごとにあると思うんですけど。

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