玉川徹氏、「極悪人が逃亡したと見られていない」とゴーン社長の決断に理解

引用元:スポーツ報知
玉川徹氏、「極悪人が逃亡したと見られていない」とゴーン社長の決断に理解

 6日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が国籍のあるレバノンに無断出国したことを報じた。コメンテーターで同局の玉川徹氏は「極悪人が逃亡したと見られていない」とゴーン氏が逃走に至った心境を推察して理解を示した。

 玉川氏はゴーン氏の逮捕について「日産内部の権力闘争がある。ゴーン氏を内部で権力の座から降ろす道があるにもかかわらず、検察の力を使ってやったんじゃないかという疑いがずっとある」と指摘。さらに金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)と特別背任という容疑についても「両方ともが罪を問えるような犯罪じゃないんじゃないか、公正な裁判をやると無罪になるんじゃないかと言われていた」と続けた。

 「中国にいて中国の法律で裁かれる。中国の法律が、日本の我々から考えたら『そんなことで裁かれるのか』というような話でも裁判にかけられる。その有罪率は99%となった時に『逃れたい』と。彼の立場に立ったらそれはあり得る」と、逃亡そのものは良くないとしながらも、例を挙げて私見を述べた。

 ゴーン被告は8日にレバノンで記者会見を行うとしている。会見では身の潔白を主張し、日本の司法制度批判を繰り広げるのではないかと予想される。玉川氏は「海外で会見をやった時に日本以外の国がどっちが正当性があると映るか。微妙なところだと僕は思う」と話した。 報知新聞社