令和最初の紅白 瞬間最高視聴率は42・3%

令和最初の紅白 瞬間最高視聴率は42・3%

 昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)の瞬間最高視聴率は42・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日、分かった。

 同数字は2部(後半)の午後11時41分に記録したもの。1部(前半)は午後7時44分に記録した37・5%だった。

 昨年は2部(後半)で午後11時42分に記録した45・5%で、1部(前半)は午後8時53分に記録した40・8%だった。

 令和で初、節目の70回、東京五輪前最後と記念づくしだった今回の紅白。松任谷由実(65)が「ノーサイド」をテレビ初披露するなど、ラグビーワールドカップ(W杯)で初のベスト8入りを果たした日本代表の奮闘をたたえる企画や、特別企画でビートたけし(72)、竹内まりや(64)など豪華なアーティストが続々出演。初出場アーティストでは、シンガーソングライターの米津玄師(28)が作詞・作曲・プロデュースを務めたFoorinの「パプリカ」、俳優の菅田将暉(26)の「まちがいさがし」なども話題を集めた。東京五輪・パラリンピック関連の企画もあり、米津が提供したNHK2020ソング「カイト」を嵐が国立競技場で初披露する映像が流れ、メンバーと米津によるスペシャル対談も放送された。紅組トリをMISIA(41)が、大トリは今年いっぱいで活動休止する嵐が務め、令和初の紅白を盛り上げた。

 4年間続けてきたテーマ「夢を歌おう」で放送するラストイヤーとなった今回・総合司会を内村光良(55)、白組司会を嵐の櫻井翔(37)、紅組司会を女優の綾瀬はるか(34)が務めた。

 今年の後半の平均視聴率は前年の41・5%から4・2ポイントダウンし、37・3%。15年の後半視聴率39・2%を下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低の数字となった。40%の大台を割ったのは17年以来6度目。関西地区の第2部平均視聴率は36・2%(前年比4・3ポイント減)。前半部分の第1部は、関東が34・7%、関西は31・9%だった。