『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の究極オタク愛、アニメ化でさらに加速する?

引用元:マグミクス
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の究極オタク愛、アニメ化でさらに加速する?

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、2020年1月からTBS、TBS-BSなどで放送開始予定のアニメ。「このマンガがすごい!2017」のオトコ編第12位を獲得するなど、人気の同名マンガが原作のこのアニメは、放送開始前から期待の声でもちきりです。

【画像】服は高校時代のジャージだけ! 推しに人生を捧げる女オタク

 工場に勤めるフリーターの女性・えりぴよ(CV:ファイルーズあい)は、岡山の地下アイドルグループ「ChamJam」の大ファン。特に推しの市井舞菜(いちい・まいな/CV: 立花日菜)には収入のすべてを注ぎ、自分の服は高校時代のジャージのみという徹底した古株のオタクです。1000円で5秒だけ話せる握手券は舞菜の分を買い占め、ライブで舞菜が歌うと鼻血を出してしまうほどの愛を発揮しているものの、本人にはなぜかそっけなく「塩対応」されてしまう日々。

 しかし、普段神対応の舞菜がえりぴよにそっけない理由は、なんと「好き避け」。いつも応援してくれるえりぴよに好意を持っているにも関わらず、「この気持ちは悟られてはいけないの!」と自分の気持ちを押し殺していたのでした。そんなある日、舞菜が欲しいと言った「ファンの方からの短冊」をえりぴよは100枚書いて届けますが、スタッフがハプニングで紛失してしまい……?

 地下アイドルとそのファンを題材にしたマンガは数多くありますが、本作の「女性アイドル×女性ファン」という組み合わせはかなり新鮮です。チェキ撮影付きのCDを買うためなら9時間並べるえりぴよですが、「汗臭いかも」と舞菜からかなり離れて写るという乙女っぷりを発揮することも。それでもえりぴよは「私の人生には舞菜の1分1秒が必要なんです!」とめげずに舞菜を推し続けます。

 好きだからこそうまく気持ちを伝えられない舞菜と、好きだからこそ舞菜の反応を悪い方向に勘ぐってしまうえりぴよ。まるで不器用な高校生の恋愛を見ているようで、ふたりの気持ちのすれ違いがこの先どうなってしまうのか目が離せません。

 Twitterにも「推しがいる全ての人に読んでほしい」「予告が完全に映画」と早くも期待の声が寄せられています。随所に挟まれる「イベント時は始発で駆けつけて並ぶ」「推しとの絆を感じて涙する」といったエピソードは、アイドルファンなら共感する方も多いのではないでしょうか。また、公式Webサイトで公開されているPVは原作同様、かなりの良作画。本編の仕上がりにも期待が高まります。 新美友那