ロサンゼルス・タイムズ紙のケネス・トゥーランによる2019年のベスト映画10本

引用元:映画.com
ロサンゼルス・タイムズ紙のケネス・トゥーランによる2019年のベスト映画10本

 [映画.com ニュース]米ロサンゼルス・タイムズ紙の批評家ケネス・トゥーランが、2019年のベスト映画10本を発表した。

 映画作家を支援したり、映画ファンにお勧め作品を挙げるためだけでなく、存続の危機にあるジャンルに光を当てる目的も含めて選んだという。トップは、トゥーランが今年見て最も興奮したという、ジェームズ・マンゴールド監督「フォードvsフェラーリ」。同作はマット・デイモン、クリスチャン・ベールが共演し、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いた。

 その他ラインナップは、厳密には10作品ではなくイスラエル/パレスチナ映画やアニメ映画という括りで複数選出したものもある。イスラエル/パレスチナ映画では、職場でセクハラを受けた女性が雇用主と戦う「ワーキング・ウーマン」(ミハル・アビアド監督)や、複雑なパレスチナ情勢を皮肉とユーモアに包んで描いたコメディドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」(サメフ・ゾアビ監督)。アニメ映画では、大人気シリーズ第4弾「トイ・ストーリー4」(ジョシュ・クーリー監督)や、パリを舞台に体を探す切断された手と青年の恋心を描く「失くした体」(ジェレミー・クラパン監督)。

 ほかに、世界一周ヨットレースに挑んだ女性チームのドキュメンタリー「Maiden」(アレックス・ホルムズ監督)、少年たちのタイ洞窟遭難事件をもとにした「The Cave」(トム・ウォラー監督)なども選ばれている。

▼「フォードvsフェラーリ」
▼「アイリッシュマン」
▼イスラエル/パレスチナ映画(「ワーキング・ウーマン」「テルアビブ・オン・ファイア」等)
▼「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
▼「Maiden」「The Cave」
▼「マリッジ・ストーリー」
▼「1917 命をかけた伝令」
▼「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▼「Pain & Glory」
▼「トイ・ストーリー4」「失くした体」