令和最初の「紅白」後半視聴率37・3% 歴代ワースト

令和最初の「紅白」後半視聴率37・3% 歴代ワースト

 昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15~同11・45)の平均視聴率は後半(第2部、後9・00)が37・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが2日、分かった。

 ラグビーワールドカップ(W杯)で初のベスト8入りを果たした日本代表の奮闘をたたえる企画や、ビートたけし(72)、竹内まりや(64)など豪華な顔ぶれが登場して反響を呼んだが、15年の39・2%を下回り歴代最低の数字となった。

 平成最後となった前回18年はフィナーレでサザンオールスターズの桑田佳祐(63)と松任谷由実(64)による“奇跡”の共演、北島三郎(83)の5年ぶり復帰、シンガー・ソングライター、米津玄師(28)のテレビ初歌唱などが大きな反響を呼び、後半で41・5%と2年ぶりに大台回復していた。 

 令和で初、節目の70回、東京五輪前最後と記念づくしだった今回の紅白。ラグビーW杯で沸いた19年、松任谷由実がラグビーをテーマにした「ノーサイド」をテレビで初披露したほか、ビートたけしが歌手として初出場し下積み時代の思い出を歌った、自身作詞・作曲の名曲「浅草キッド」を熱唱。紅組トリをMISIAが、大トリは今年いっぱいで活動休止する嵐が務め、令和初の紅白を盛り上げた。

 4年間続けてきたテーマ「夢を歌おう」で放送するラストイヤーとなった今回・総合司会を内村光良(55)、白組司会を嵐の櫻井翔(37)、紅組司会を女優の綾瀬はるか(34)が務めた。