ロックバンド MUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「JACK IN THE RADIO」。12月9日(月)の放送では、2人組ユニット・OLDCODEXからTa_2さん(Vo)、YORKE.さん(ペインター)が登場。楽曲制作についてお聞きしました。
(TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2019年12月9日(月)放送より)OLDCODEXは、タイアップ作品自体に直接関わることもあるため、どのように曲を練っているか、たくさんお話をいただきました。なかでも、制作時にYORKE.さんが、難しいと感じたときに実践している方法とは……。
逹瑯:“難しいときもある”ってお話もされていましたけれど、これがなんていうのかな……テクニックとして、自分の経験値でいろいろできるようになってくるものもありつつ、それと“慣れ”って違うじゃないですか。
YORKE.:あーすごくわかる。
逹瑯:慣れちゃうと、刺激もないし、ただこなしていくだけの作業になっちゃうから、そこの新鮮味をずっと感じられる作業に携わるっていうのが、肝になってくるんだろうなって思う。
YORKE.:そういう意味では今、iPhoneとかすごい使えて。例えばこの楽曲でいうとね、結構アーバンなイメージなんですよ。例えば、首都高を走って、東京タワーまで行って、写真を撮るじゃないですか。
逹瑯:運転中に!?
YORKE.:ううん。東京タワーまで辿り着いて(笑)。
逹瑯:ですよね(笑)。
YORKE.:で、下から見上げて「カシャ」って撮るでしょ。で、その東京タワーの色をアプリで変換しちゃうの。例えば、青い東京タワーにしたりとか、そうすることで自分が見ている東京の景色をちょっと変えて、違う角度から見たりするじゃないですか。そこから思いつく言葉ってなんだろうなとか、割と僕はそういうビジュアルから受ける印象は大事にしていて。
逹瑯:おもしれぇ、めっちゃ!
YORKE.:ただアニメの世界観に入っていっちゃうと、台本とか読んでいるとカッコいい言葉が並んでいて“このまま歌詞でいいじゃん”みたいな。でも、それだと僕らがやる意味がないから、違う角度からどう見ようかなっていうので、割とビジュアルが使えることが多い。
逹瑯:おもしれぇ。1回引いて、自分がいる景色のなかでどっぷり浸かって歌詞書くじゃないですか。それを一旦その世界から出て、俯瞰で違う角度から立体的に見てみようっていう作業が、理屈ではわかっているけど、意外と難しくてできないから。
YORKE.:割といろんなものに頼るといいかもしれない。
逹瑯:めちゃめちゃ面白そう! やってみよう今度。パクってみよう(笑)。
YORKE.:ぜひ(笑)。
逹瑯:いいヒント貰っちゃったな~(笑)。
MUCC・逹瑯「今度パクってみよう
引用元:TOKYO FM+