リリー・フランキー&斎藤工がW主演「痛快バカドラマ」主題歌は細野晴臣の「恋は桃色」

引用元:スポーツ報知
リリー・フランキー&斎藤工がW主演「痛快バカドラマ」主題歌は細野晴臣の「恋は桃色」

 俳優のリリー・フランキー(56)と斎藤工(38)が、1月16日スタートのフジテレビ系5週連続ドラマ「ペンション・恋は桃色」(木曜・深夜1時25分)でW主演を務めることが決まった。

 目まぐるしく変わりゆく時代だからこそ、時代と融合できないふたりの主人公を中心に、器用には生きられない人々の生活を描く“人情ドラマ”。物語に登場するマドンナたちに振り回されながら、不器用な彼らが織り成す日常を描く。

 ちょっと寂れたペンション「恋は桃色」を営む、テキトー中年男・シロウ役をリリー・フランキーが、シロウの元にひょんなことから居着くようになったワケあり青年・ヨシオを斎藤が演じる。

 また、シロウの娘で足の不自由なハル役として伊藤沙莉(25)が出演するほか、シロウの父で施設に入っているキヨシをテレビドラマ初出演となる音楽家の細野晴臣(72)が演じる。

 さらに、昨年細野がデビュー50周年を機に自身のファーストソロアルバム「HOSONO HOUSE」をセルフカバーしたという「HOCHONO HOUSE」から、まさにドラマタイトルの元になっている「恋は桃色」がドラマ主題歌に決定。

 1973年に細野がリリースした「恋は桃色」は、作詞・作曲・編曲を細野が担当したもので、歌詞中の「川沿いの道」は埼玉県狭山市中心部を流れる入間川とその周辺の景色からイメージされた名曲。矢野顕子、中村一義、サニーデイ・サービスによってカヴァーされている名曲。今作のタイトルはこの曲にちなんでつけられたもので、今回細野本人も本編に登場することとなった。

 リリー・フランキーは「強烈なドラマが出来ました。新しい力、新しい視点で古き良きモノを再構築した、痛快バカドラマです!TVドラマの新たな可能性を是非ご覧下さい!」と語った。

 また、斎藤は「ある意味、無敵な作品が生まれてしまった気がします。こんなのアリなのか?ゴールデンでは無理でしょう。でも、だからこそうまいのです。リリーさん、沙莉さん、細野晴臣さん…現場での化学反応が何処までイレギュラーに転がって行くのか。その奇跡の軌跡に、最終的に自分は涙が出ました」とコメントした。

 ◆登場人物紹介

 シロウ(リリー・フランキー)…ペンション「恋は桃色」を営む。経営はあまり芳しくないが気にしていない。昔、妻に逃げられ、娘のハルがペンションを手伝ってくれている。ほれっぽくてスケベな性格、仕事を率先してやらないところなど、いつもハルに突っ込まれている。

 ヨシオ(斎藤工)…ペンション前でひょんなことからシロウに出会う。やることがないのであれば働け、と言われそのまま住み込みで居着いている。話を小難しくとらえるところがあり回りから敬遠されがちだが、シロウやハルとの生活を通じて次第に心を開き、変わっていく。

 ハル(伊藤沙莉)…シロウの娘。ペンションで働いている、というかシロウに代わって仕切っている。新規のお客集めに熱心で、いつも父・シロウの尻をたたく。足が不自由。父の恋愛模様を間近で見せられすこし困惑しながらも、あたたかく見守っている。

 キヨシ(細野晴臣)…シロウの父。施設に入っている。シロウが訪ねてくることは嬉しいが、彼の今後をいつも案じている。

 ◆あらすじ

 東京の外れの外れ。やや寂れたペンション「恋は桃色」では、シロウ(リリー・フランキー)が女性客をいじって楽しんでいた。外でバイト先の先輩らと口論になっていたヨシオ(斎藤工)に“暇ならうちで働け”と声をかけ、ヨシオは住み込み生活をスタートさせる。シロウの娘・ハル(伊藤沙莉)は、足が不自由ながらもペンションの仕事をてきぱきとこなし、新規の客を増やそうとしない父にイライラ…。

 シロウは妻に逃げられた過去を持ち、施設にいるシロウの父・キヨシ(細野晴臣)はシロウの今後を思案している。ヨシオが加わり働き手が増えたペンション「恋は桃色」は、相変わらず、新規の客はあまり増えないのだが、人々の関わりに変化が。イケメンなのに、人付き合いが苦手で周りから煙たがられているヨシオは、最初、シロウのプライベートに関わりたくなかったが、次第に巻き込まれていく。ある日、若い女性が「シロウと付き合いたい」と言い出し、シロウも「若いし、胸は大きいし」とまんざらでもない様子。彼女の登場がきっかけで、ペンションの中はてんやわんやに…。 報知新聞社