テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターは2日、『2019テレビ番組出演本数ランキング』を発表。昨年と比較して番組出演本数を最も増加させた『2019ブレイクタレント』では、謎解き制作集団AnotherVisionの代表で、“謎解き”の仕掛け人として注目を集める松丸亮吾が、昨年の39本から221本の【182本増】となり、【248本増】となったお笑いコンビの霜降り明星に次ぐ、同部門2位に輝いた。
【一覧表】2019年ブレイクタレントTOP10 番組増加数も
松丸は、東京大学工学部でメンタリストのDaiGoの弟という肩書きで、フジテレビ系『今夜はナゾトレ』やテレビ東京系『おはスタ』にレギュラー出演。書籍『東大ナゾトレ』シリーズ累計120万部突破するなど“謎解き”ブームのけん引役として活躍しているが、その勢いのままに、10月にスタートした日本テレビ系バラエティー『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』などのクイズ番組を中心に、各バラエティー番組への出演も相次いだ。
知識量を問うものではなく、幅広い年齢層が参加できる“謎解き”というジャンルならではこそ、あらゆる番組にリーチできる応用力もランクアップに貢献。今月17日よりテレビ東京系にて放送がスタートしたテレビアニメ『ポケットモンスター』では、毎週「なぞときのコーナー」を担当するなど、この勢いはまだまだ続きそうだ。
【175本増】のお笑いコンビ・EXITが3位、昨年10月期から日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』(月~金 前5:50~8:00)の月曜メインパーソナリティーに就任した風間俊介が【138本増】で4位となっているが、それに続いて【130本増】で“新時代のバラエティー女王”ゆきぽよ(木村有希)がランクイン。ギャルファッション誌『egg』読者モデルとしてデビューし、Amazon Primeの恋愛リアリティーショー『バチェラー・ジャパン シーズン1』に参加したところ、キュートなルックスと明るい性格で一躍ブレイクを果たした。
今年の上半期の番組出演数が100本を超え、今やすっかりお茶の間に浸透。日本テレビ系『踊る!さんま御殿!!』では、レスリングの吉田沙保里を「人間界の獣」と呼ぶなど、“おバカ”なキャラクターで知られるが、お笑いコンビ・千鳥がMCを務めるABCテレビの『相席食堂』で“初のひとりロケ”を行った際には、奔放なキャラクターはそのままに、礼儀正しい一面もかいま見せ、大悟も「賢いねんな。大事なところはちゃんとキレイに敬語を使っている」と舌を巻いた。
お笑い第7世代を中心に、芸人勢の躍進が目立つ中にあって、トップ5に食い込んだ“謎解きブームの生みの親”の松丸と“新バラエティー女王”のゆきぽよ。対照的に見える2人が、このブレイクをきっかけとして、来年どのような活躍を見せるか期待が集まる。
■2019上半期テレビ番組出演本数ランキング「ブレイクタレント」
1位 248本増 霜降り明星
2位 182本増 松丸亮吾
3位 175本増 EXIT
4位 138本増 風間俊介
5位 130本増 ゆきぽよ(木村有希)
6位 128本増 Mr.シャチホコ
7位 123本増 チョコレートプラネット
8位 112本増 りんごちゃん
9位 111本増 ミキ
10位 107本増 武田真治【調査概要】
調査項目:タレント番組出演本数(出演番組の放送回数分をカウント)
調査期間:2019年1月1日~11月24日
調査対象局:NHK総合/日本テレビ/テレビ朝日/TBS/テレビ東京/フジテレビ(東京地区地上波オンエア分)
・グループ出演と個人出演の合算にて集計
・放送局所属のアナウンサーは対象外とする
・通販番組出演者は対象外とする
・再放送番組は対象外とする
・ナレーション出演は対象外とする
(すべてニホンモニター調べ/同社サイト:http://www.n-monitor.co.jp/2019/12/02/1550)
【TV出演ブレイク本数】“謎解き”の仕掛け人・松丸亮吾が2位 “謎解き”の汎用性と応用力で出演急増
引用元:オリコン