BEYOOOOONDS、レコ大最優秀新人賞「すごくうれしいです」

引用元:スポーツ報知
BEYOOOOONDS、レコ大最優秀新人賞「すごくうれしいです」

 「第61回 輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の授賞式が30日、東京・初台の新国立劇場で行われ、シンガー・ソングライター米津玄師(28)が作詞・作曲、プロデュースした平均年齢11・2歳の男女5人組ユニット「Foorin」が、「パプリカ」で令和最初の大賞を史上最年少で受賞した。最優秀新人賞には、ハロー!プロジェクト所属の女性アイドルグループ「BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)」が選ばれた。

 一生に一度しかチャンスのない新人の頂点。名前が読み上げられるとリーダーの一岡伶奈(20)は満面の笑み。中には号泣するメンバーも現れた。

 もう一人のリーダー・高瀬くるみ(20)は「本当にすてきな賞、うれしいです」と声を震わせた。ハロプロからはモー娘、℃―uteらに続き6組目の最優秀新人賞。「憧れでした。すごくうれしいです」と涙は止まらなかった。

 8月リリースの「眼鏡の男の子」はアップテンポな曲調と寸劇調のミュージックビデオ(MV)が特徴。眼鏡をかけて男子生徒を演じる前田こころ(17)に、メンバーが演じる女子高生たちが恋する物語だ。MVで演出を手がけたのは広告代理店勤務のクリエイターで、ビートたけし(72)の長男・北野篤氏(38)だ。音楽に対する真剣な思いと、コメディーの要素も入れた映像。父親譲りの才能でグループを演出する。

 歌とダンスと寸劇。これまでのアイドルの曲とは一味違うテイストに話題沸騰。発売初週に約10万枚を売り上げ、CDが売り切れるショップが続出。デビュー作がオリコン週間ランキングの1位を取るのは、ハロプロが始まって以来21年の歴史で初めてだった。

 グループにとって同賞はあくまでスタート。高瀬は「この賞に恥じないように、もっと頑張りたい」と力を込めた。先輩たちもレコ大を登竜門にアイドル界をけん引する存在へとなった。12人も名前に負けずにビヨ~ンと伸びていく。

 ◆BEYOOOOONDS(びよーんず)2018年10月に結成。英語「beyond」(~を超えて)に由来。「既成の枠を超えて伸びてほしい」との願いが込められている。内訳は4人組「CHICA♯TETSU」(チカテツ)と5人組「雨ノ森 川海」とオーディションで選ばれた3人による計12人で構成。「C―」は一岡伶奈(20)、「雨―」は高瀬くるみ(20)がリーダーを務める。 報知新聞社