“金田一”加藤シゲアキの相棒は古谷一行!新旧探偵が夢の共演

 俳優、古谷一行(75)が21日放送のフジテレビ系「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」(後9・15)に出演することが1日、分かった。古谷の当たり役でもある名探偵・金田一耕助役にNEWSの加藤シゲアキ(32)が扮し、古谷は捜査を依頼される“相棒”の警部役で、新旧の金田一耕助俳優が夢のバディを結成。ベテラン俳優は「今の自分がバディである警部を演じたらどうなるか」と胸を高鳴らせた。

 43歳差の古谷と加藤が、初共演で新旧金田一耕助タッグを組む。

 「悪魔の手毬唄」は、推理作家、横溝正史氏の金田一耕助シリーズの同名小説が原作。横溝氏自身が傑作と語っている作品で、怨念めいた村で起きる名家同士の争いを描く。加藤は昨年12月放送の「犬神家の一族」で金田一役に初挑戦し、今年も続投する。

 古谷は、金田一に未解決事件の捜査を依頼する岡山県警警部・磯川常次郎役で登場。金田一とは過去にも一緒に事件を解決しており、信頼関係と友情で結ばれている設定だ。自身にとっては1977年から2005年まで連続ドラマなど全47作で演じた金田一が当たり役で、当代の加藤と“夢の競演”を果たす。

 制作側は「新旧金田一そろい踏みの今作で、誰も見たことのない化学反応が見られる」と期待を寄せる。

 昭和、平成、令和と3時代にわたって金田一シリーズに出演し、今回48作目で新たな役に挑む古谷は「監督に『金田一』と呼ばれると加藤君より先に反応しちゃって(笑)。長いこと演じてきたので、金田一が体に染みついているんです」と照れ笑い。自身が最初に金田一を演じたのが33歳で、32歳の加藤が当時の自身と同世代であることに触れ、「さらっと風のように現れ、風のように去っていく、そのさわやかさがとてもいいですね。加藤君の若さが躍動感やダイナミックさを生んでいると思います」と加藤版の魅力を語った。

 加藤は金田一役の大先輩との共演に「こんなことがあるんだとびっくりしましたし、改めて襟を正して臨まなければと緊張しました」と恐縮も、「温かく見守ってくださってとても心強いですし、『どう、楽しんでる?』と気さくに接してくださった」と感謝した。