ギズモード・ジャパンの中の人が選ぶ「2019年ベスト映画」

ギズモード・ジャパンの中の人が選ぶ「2019年ベスト映画」

今年も名作がたくさん。

映画館のでっかいスクリーン、でっかいサウンドで、物語にどっぷり没入するのは、ストリーミング配信を観るのとはまったく別種の体験です。別腹だよね~。

今回は、映画館に足しげく通うギズの中の人たちに、「2019年で最もよかった映画作品」を選んでもらいました。

一部ネタバレありの感想があります。見出しに記載しましたので、未見の方はご注意ください!

『アクアマン』

正直とても悩みました。今年公開された映画は大好きな作品が本当に多かったので…。ですが、1つ選べと言われたら間違いなく推すのは『アクアマン』です。全体的に映像がとんでもなく美しいんですが、海中バトル炸裂のシーンなんかもう呼吸ができないほど素晴らしくて何十回見ても飽きません。

初めて本編を見たときの興奮は今でも覚えています。多くの豪華俳優陣が出演している事にも驚きましたが、ニコール・キッドマン演じるアトランナは、個人的に一生仕えたいくらい美しく最強な女王です。また、ウィレム・デフォー演じるアクアマンの師匠ことバルコもまた痺れるほどかっこいいんです。彼のスピンオフなんて実現したら何回劇場に足を運ぶか分かりません。あとは、本作の監督を務めたジェームズ・ワンはホラーやスリラーの分野が得意なだけあって深海でモンスターから逃げるシーンは彼の強みが出ていて強く印象に残っています。

DC映画のいいところは、基本的に予備知識ゼロで楽しめるところです。アクション映画を見てスカっとしたい人も、魚好きも、映像美好きにも自信を持っておすすめできる作品です。きっと本編を見た後は、こんな映画見たことない!ってなると思いますよ。

(はらいさん)

『アベンジャーズ/エンドゲーム』

今年はスター・ウォーズもマーベル映画も壮大な一区切りを見せてくれちゃったので、正直なところ選ぶ事ができないのですが、まぁスター・ウォーズは改めてレビューを出しますのでここでは『アベンジャーズ/エンドゲーム』を選んでおきます。

見てない人のために簡単に説明すると、『エンドゲーム』は前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で狂えるタイタン人のサノスが無限のパワーを持つインフィニティ・ガントレットを完成させてしまい、全宇宙の生命の半分が消されてから5年後が舞台で、メインのストーリーはアベンジャーズの生き残ったメンバーは家族や仲間を失った苦しみを乗り越えて団結し、時間を遡りインフィニティ・ガントレットの完成の阻止を試みるというものでした。

今作は『アイアンマン』から始まった、約11年にも渡って展開されてきたストーリーに大きく区切りをつける作品であり、そのマーベル映画の追い続けてた者としては最高に嬉しいところも、悲しいところもあって色々な気持ちが湧き出てくるものでした。とりあえずこの締めくくりを劇場で見れただけでもなんか達成感/満足感があるわけですよ。

だから単体の映画として本当に評価できているかかなり自信がないわけですが、それでも11年紡いできた物を総決算するっていう超難題をこなしつつ、11年間で世界中の人々を魅了してきた凄まじい数のヒーローを描いて(上映時間という制約の中で一定の)活躍をさせ、しかも絵的にもカッコよくって、とりあえず一旦「終わったな!」という気持ちにさせてくれるあたり、本当に凄い。

シネマじゃないと言われようと、今年の最高な映画でしたよ。

(傭兵ペンギン)