クラーク記念国際「Yuki飯食べ隊」

引用元:Impress Watch
クラーク記念国際「Yuki飯食べ隊」

 東京都クラーク記念国際高等学校秋葉原ITキャンパスのチーム「Yuki飯食べ隊」は、「第2回全国高校eスポーツ選手権」の「リーグ・オブ・レジェンド」部門決勝大会で準優勝となった。

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 決勝戦では沖縄県角川ドワンゴ学園N高のチーム「KDG N1」との接戦に破れたが、様々な面で「経験の差」を感じたという。オフライン大会経験者はリーダーのFunahwi選手をはじめ3人いるが、それでも舞台の大きさ、観客の人数が多く、緊張から「いつも通りのプレイ」ができなかった感覚があるとした。

 相手には「AESF e-Masters 成都 2020」日本代表に選出されたまりも選手がおり、さらに全体のプレイ時間でも劣っている感覚からプレッシャーを感じていた。ただ、経験の差はこれから埋められる自信もあり、「来年になったら絶対勝ちます」(Funahwi選手)と意気込みを見せた。

 これから伸ばしていくべきは「個人技」。Funahwi選手は、「個人技があるからこそ、『KDG N1』のように集団戦で勝っていくことができる」と語った。

 またコーチのYuki氏については「本当に良くしてくれた。平日も顔を出してくれて、技術的にも精神的にも支えてもらって、感謝しかない」(Funahwi選手)。決勝戦第1試合の終わり、会場に来ていたYuki氏からは「相手のピックを見て、相手がどう動くか、自分たちはどうしていくかをもっと考えなくては」(ponkotu23選手)とアドバイスをもらったという。加えて選手の緊張をほぐすような声掛けもあったそうで、各メンバーがコーチを心から信頼している様子が伝わってきた。

 ちなみにチーム名の「Yuki飯食べ隊」は、「優勝したらYuki氏の家でホームパーティーをする」という約束だったそう。今回は準優勝のため「Yuki飯は食べられない」そうだが、全国高校eスポーツ選手権の第3回開催が発表されたことで「次は必ず」という思いもある。

 第3回は出場しますか? という記者の問いかけに、全員がすぐにうなづくほどチームのモチベーションは高い。さらにレベルを上げた「Yuki飯食べ隊」の姿が、来年も見られそうだ。 GAME Watch,安田俊亮