サッカー元日本代表・播戸竜二が語る“キング・カズ”三浦知良の凄さ

引用元:TOKYO FM+
サッカー元日本代表・播戸竜二が語る“キング・カズ”三浦知良の凄さ

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。12月14日(土)の放送では、サッカー元日本代表の播戸竜二さんをゲストに迎え、“キング・カズ”こと三浦知良選手について伺いました。 サッカー元日本代表・播戸竜二が語る“キング・カズ”三浦知良の凄さ 笑顔で話す播戸竜二さん

◆ケガの少なさ、豊富な練習量、メンタリティ

播戸さんは、1998年にガンバ大阪に練習生として入団し、U-19/U-20日本代表としても活躍。2000年シーズンに北海道コンサドーレ札幌へ期限付きで移籍し、岡田武史監督のもとチームをJ1昇格に導きました。その後、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、セレッソ大阪、サガン鳥栖、大宮アルディージャ、FC琉球と渡り歩き、今年9月に現役を引退。現在はサッカー解説などで活躍されています。

藤木:横浜FCがJ1昇格を決め、三浦知良選手が13年ぶりにJ1復帰になるか注目されていますよね。

播戸:53歳の年ですから……僕より一回りも上なので、凄いですよね。そのカズさんがJ1に行くということでサッカー界が盛り上がって良いなと思います。

藤木:J1はトップリーグですけど、53歳になるカズさんは活躍できますか?

播戸:できるかどうかは見てみないとわからないですね。カズさんの何が凄いって、ケガが少なくて、練習も毎日若い選手たちと一緒にやっているんですよね。だからこそ、1試合でも2試合でもチャンスがあるわけですよね。来年J1でやることになったとしたら、どこかでメンバーに入って、PKとかになって、カズさんに蹴ってもらいたいですね。

伊藤:カズさんは、若い選手に話しかけているイメージがあって。試合に出ていないときの役割も大きいですよね。

播戸:自分がサッカーを一生懸命やる、サッカーが好きという気持ちプラス、チームを盛り上げたり、若い選手に声をかけたりすることも、少し意識している部分もあると思うんですよね。

それを、“自分の役割だ”という風には思っていないと思いますし、思わなくていいと思います。カズさんは“自分が試合に出るんだ!”“ゴールを決めるんだ!”と突っ走ればいい。そのなかでも、若い選手にちょっと声かけることのが、若い選手たちからすればどれだけ力になることか、経験になることか……。本当に凄いと思います。

藤木:カズさんはJリーグができたとき、まさにスター選手だったわけじゃないですか。そこからずっと現役を続けているのは凄いなって。

播戸:僕が今年40歳で、中学校2年生の1993年に Jリーグが開幕して。カズさんが、サッカーボールのなかからバッと赤いスーツを着て出てきて、MVPを獲っているあの姿を観て“カズさんみたいになりたい!”“Jリーガーになりたい!”って僕たちは思ったわけですよ。それがまさか、自分が先に辞めて、まだカズさんが(現役で)やっているなんて夢にも思わなかったですね。

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