“Jホラーの父”が純中国製ホラーに挑戦!中国全土1万館超で公開へ

 『ほんとにあった怖い話』シリーズや『リング0 バースデイ』『おろち』などで知られる鶴田法男監督が中国で手掛けたホラー・スリラー映画『ワンリューシュンリン(原題)』(直訳:ネットワークのリング)が、12月6日より中国全土1万館超で公開される。

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 原作は中国の人気作家マ・ボヨンのスリラー小説で、「呪われたネット小説を読んだ者が、小説と同じ死に方で死んでいく」という物語。中国でも『リング』シリーズをはじめとしたJホラーは人気があるため、“Jホラーの父”とも呼ばれる鶴田監督に白羽の矢が立ち、100%中国資本で制作された。

 主演は、中国Diorなど多くの一流ブランドのモデルを務めるスン・イハン。撮影当時19歳で女優としては新人だったが、鶴田監督は『リング0』の貞子役で見いだした仲間由紀恵も当時19歳だったため、運命的なものを感じたという。スンは、「花より男子」の中国実写ドラマ「流星花園 2018」で藤堂静役を務めたことでも知られる。もう一人の主演は、台湾の人気俳優フー・モンポーだ。鶴田監督の純中国製ホラーが中国でどのような反響を得るのか、注目される。日本公開は未定。(編集部・市川遥)